勉強会 日程調整中…
本日11月11日(月)は久しぶりの勉強会が開催されました。
MRIは動きにとても弱いため、動きのある臓器などをとることは非常に難しい検査です。今回はその中でも心臓のMRI検査に関するお話でした。
心臓の検査では動きのリズムを心電図で読み取り、一定の場所に組織が来た時に撮像することが重要です。そこで大切なのが心電図の再現性です。電極シールを貼る位置によって、とることのできる波形が大きく変わってしまうそうで、貼る角度や電極間の距離によって表示波形をコントロールできることを教わりました。一例をあげます。本院で使用する心電図には4つの電極があり、心臓を正面から見たときに右上、左上、左下、右下の順に黒、白、緑、赤の電極を貼ります。この時白と赤の電極が離れているほどピークが高くなるメリットがあるのですが、逆にノイズが多くなるデメリットがあるそうです。MRIと同様に心電図の貼り方にもトレードオフの関係があり、その時の最適な場所を見つけることが大切だとわかりました。
MRI検査でも心臓の形態的、機能的評価が可能であることを学びました。また、駆出率も求めることができるそうですが、他の検査でも測定することができます。一番真値に近い検査はどれなのでしょうか、、
次回の勉強会のお題は「MRIの日常に役立つ診断!」です。
文責 渡邊