日本発達心理学会シンポジウム

子どもたちにとって小中一貫校はどんな学校なのか?

―児童・生徒の視点と教師の視点から小中一貫教育を理解する―

12月18日(土)14時〜17時に小中一貫校に関する標記のシンポジウムが開催されます。オンライン開催(zoom)、誰でも参加可、参加費無料です。登壇者は『小中一貫教育の実証的検証―心理学による子ども意識調査と教育学による一貫校分析―』の執筆陣で、内容的には本で書かれている研究の紹介が中心になると思いますが、義務教育学校での勤務経験のある現職の先生からもお話があるそうです。申込締切は12月10日(金)となっています。高槻の施設一体型小中一貫校政策を考える上で参考になることと思いますのでご案内いたします。お申し込みは下記の学会HPからお願いします。

▼日本発達心理学会HPより

2021年日本発達心理学会国内研究交流企画(中部地区シンポジウム)開催のお知らせ

子どもたちにとって小中一貫校はどんな学校なのか?―児童・生徒の視点と教師の視点から小中一貫教育を理解する―

シンポジウム企画趣旨

小中一貫校によって,中1ギャップが解消されるのではないか,9年間の一貫したカリキュラムによって児童・生徒の学力向上を期待できるのではないか,といった理由にもとづいて,小中一貫校化が全国の自治体で進められています。しかし,その小中一貫校を推進する理由には,十分な根拠があるわけではありません。

小中一貫教育は,子どもたちにとってどんな教育なのでしょうか。小学校と中学校がそれぞれ独立している従来型の非一貫校と比較したときに,小中一貫校の子ども達の学校生活にはどのような特徴が見られるのでしょうか。小中一貫教育の特色,小中一貫校における子どもたちの学校適応の実態を,子どもたちの視点,教職員の視点から理解することが,このシンポジウムの目的です。

科研プロジェクト,小中一貫校の総合的研究(代表:梅原利夫,和光大学)によって蓄積された研究成果が,「小中一貫教育の実証的検証―心理学による子ども意識調査と教育学による一貫校分析―」というタイトルで,2021年3月に書籍化され,花伝社から出版されました。

この研究プロジェクトに関わったメンバーのうち,教育学と心理学の立場から,小中一貫教育について話題提供していただきます。

学校の仕組みが小中一貫校に変わる過程や,小中一貫校における子ども達の学校生活を,教職員はどのように捉えているのでしょうか。義務教育学校での勤務経験のある現職の先生からも,小中一貫教育についての話題提供をいただきます。

このシンポジウムを通して,小中一貫教育への理解を深めたいと考えています。

【日時】

 2021年12月18日(土) 14:00~17:00

【開催方法】

 Zoomウェビナーによるオンライン開催。参加費無料。どなたでも参加申し込み可能です。

【話題提供】

 山本由美(和光大学)

 都筑 学(中央大学)

 柏原ゆう子(大阪 小学校教員)

【コメンテーター】

 加藤弘通(北海道大学)

【司会】

 金子泰之(静岡大学),岡田有司(東京都立大学)

【申し込み方法等詳細】

https://www.jsdp.jp/contents/workshop-symposium/area-symposium2021.html