9/28、市長による「策定延期」発表を受け、高槻市教育委員会に対し、要望書(その3)と署名を提出いたしました。要望書(その3)の内容は下記の通りです。

令和3年9月28日

高槻市長 濱田 剛史 殿

高槻市教育委員会 教育長 樽井 弘三 殿

四中校区保護者・住民の会

E-mail:why.integrated.school@gmail.com

第四中学校区 施設一体型小中一貫校構想に関する要望(その3)

令和3年9月22日の市議会本会議の冒頭に、濱田市長より「第四中学校区における施設一体型小中一貫校の設置については、今一度立ち止まって慎重に検討を行っていく」とのご報告がありました。これまで当会がお伝えしてきた、第四中学校区の住民の思いが反映された決断であると受け止めています。私たちの声に耳を傾けていただいたことに、まずはお礼を申し上げます。

さて、当会では令和3年9月12日より「第四中学校・富田小学校・赤大路小学校を廃校して施設一体型小中一貫校を設置する構想策定の停止を求める署名」を行ってまいりました。本署名の主旨は、令和3年12月に構想の素案をまとめてパブリックコメントを募集し、令和4年2月に構想を確定するという計画を停止して、まずは地域住民の疑問の声を受け止め、納得できる対応策を提示してほしいということでした。市長の報告があった9月22日以降は積極的な署名活動を停止しておりますが、わずか2週間ほどの間に、600筆を超える署名が寄せられました。これらの署名は、「地域住民を蔑ろにせず、説明責任を果たしてほしい」という民意の表れです。本要望書に添付いたします。

市議会冒頭の市長報告の意味するところは何でしょうか。施設一体型小中一貫校設置を第四中学校区ではなく、まずは他の校区で進めるということですか?それともあくまで四中校区において「慎重に」検討を続けるということですか?いずれにせよ、市民を無視して構想を練り直すのではなく、市民と対話を重ねて検討を積み上げていただくことを強く要望いたします。

今回の構想に関わる一連のプロセスは、地域住民を置き去りにした行政主導の強行であったと言わざるを得ません。この点について高槻市および高槻市教育委員会は真摯に反省し、大きく傷ついた、私たちの高槻市への信頼を回復してほしいと考えます。以下の点について、当会E-mailアドレスに宛て、ご回答いただきますようお願いいたします。また、高槻市のホームページ等にて市民に向けて公開してください。

  1. 希望する地域住民なら誰もが参加できる説明会を開催し、第四中学校区における施設一体型小中一貫校構想について、構想の立ち上げから延期に至るまでの経緯を説明してください。また、本構想策定作業において何が問題であったか、今後二度と同じようなことが起こらないようにするために具体的にはどのような対応をとる必要があると考えているのか、見解をお示しください。

  2. 「今一度立ち止まって慎重に検討を行う」とは何を指すのか、高槻市における最初の施設一体型小中一貫校を第四中学校区に設置する方針は変更しないのかを含め、明確に示してください。

以上