勉強会「施設一体型小中一貫校って実際どうなの?」のご案内

四中校区において、赤大路小学校・四中を廃校にし、富田小学校地に施設一体型小中一貫校を設置する計画が市において進められています。通学路の安全問題、跡地利用の問題などについて様々な懸念が出されていますが、そもそも高槻市が広報でその効果を謳う「施設一体型小中一貫校」の良い点、悪い点についても、最大の利害関係者である住民に説明が十分なされているとは言えない状況です。今回、実際に施設一体型小中一貫校で教えられた経験を持つ講師をお招きする機会を得ましたので、地域の皆様にご参考にしていただきたくご案内申し上げます。ご関心ある方のご参加をお待ちしております。

日時:8月22日(日)13時半〜16時

場所:赤大路コミュニティセンター集会室

講師:施設一体型小中一貫校元教諭

定員:25名

主催:高槻教育文化センター

参加を希望される方は保護者・住民の会のメールアドレスにご連絡ください。当日は小中一貫校に関する質問にお答えいただけると思いますので、事前にご質問を上記アドレスにお送りいただいても結構です。よろしくお願いいたします。

※報告記事はこちらです。

※参考情報

ご参考までに、保護者・住民の会で実施しているアンケートへの回答から、通学路・跡地利用に関する事項を除き、小中一貫校の得失に言及したものを整理し、皆様が懸念されている問題点を整理してみました。ご参考にしていただければ幸いです。

■教員・地域の連携

・オンライン活用で一貫教育や教員の連携は十分できるのでは

・地域との連携は施設一体型と無関係では

・自分の住んでいるすぐ近所を対象とした学びこそ重要では。

■教育内容

・小学生と中学生では教育の方向性が大きく違うのでは?

・施設一体型で成績が上がるのか

・小学校6年生が学校のリーダーとして活躍できる場面がなくなる

・授業時間の統一が難しい

■施設・環境面

・小学生の遊びと中学生の部活動を同じ場所ですることの弊害

・中学の試験時の小学生の活動への制限

・人数が増えるときめ細かい対応ができない。マンモス校の弊害

・学童はどうするの?今でも不足してるのに。

・コロナで密にならないようにというときになぜ1つに集めるのか。

・校区が広くなり、通学が大変

・3校分の児童数に必要な校舎・体育館や運動場をどう確保するのかについて

■児童・生徒の人間関係・人格形成

・子供は段階を経て、小・中・高と新しい社会・コミュニティを経験して成長していく方が良いのでは。

・中学生活では中学生同士の独特な空気感の中で人間性が身につく。

・統合することで中学での新たな出会いというものがなくなってしまうのも悲しい。

・中学生による小学生への暴力・性犯罪が起きないか

・中学へ上がる際の変化がなくて高校に入る時に友達関係など困ると思う。