福井鉄道初のカルダン駆動を採用した車両、福武線の福井市内路面軌道区間は編成長に制限があり急カーブもあったため2車体3台車の連接構造が特徴。
登場当初は急行専用車両として専用のヘッドマークを兼ねた行先表示板を装着して運用に入り、多客時はモハ80形と連結して走行することもあった。
静岡鉄道から300形が譲渡されると老朽化した旧型車の置き換えも兼ねて普通列車の運用に入るように、1989~91年に冷房改造を実施しこの時塗装をベージュ地に青帯を巻いた福鉄標準色に変更された。1997年からは全面広告車にも起用された
2006年に名鉄から880・770・800形が入線すると610形除く高床車は軒並み置き換えられたが当形式は冷房化されていたため生き残り収容力の高さを買われてラッシュ時を中心に運用され急行運用も復活、2007年に201編成を旧福鉄標準色、202編成を新福鉄標準色、203編成を福鉄急行色へ変更。
2006年以降当形式は福井鉄道最古参で昭和30年代の地方私鉄自社発注車の貴重な生き残りでもあったため鉄道ファンから人気があったが車齢50を超え老朽化も無視できない状態まで進行し2012年に超低床車両F1000形導入されることが決定し置き換えが開始された。
2015年に201編成、2016年に202編成が廃車され203編成は廃車を免れ北府駅で休車扱いとして留置されていたが2017年に検査期限が切れて運転できなくなり引退となった。
引退後は北府車庫で雨ざらしの状態で放置されていたが沿線住民から保存の声が上がっていたため越前市と福井鉄道がクラウドファンディングを実施、保存費用を調達し北府駅駐車場に鉄道ミュージアムを建設。203編成は登場当時の塗装に復元し保存されている。
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内容物
203編成(保存車両)