京福電鉄福井地区の乗客回復を狙って1999年に製造され2000年に運転開始、費用を抑えるため新造されたのは車体のみで台車や主電動機などの足回りは国鉄101系や国鉄111系の廃車発生品を豊橋鉄道1900系経由、主制御器と制動装置は阪神5261形、クーラーは豊橋鉄道1900系の廃車発生品を流用しておりそのほかの部品も自社のストックやバス用のものが使われている。
車体は前面が「く」の形に飛び出たもので斬新なイメージを与えた。パンタグラフは下枠交差式で片開き3ドア、車内はオールロングシートとなった。
5001と5002の2両が製造され「恐竜エキスポふくい2000」時は連結し2両運転が実施、特急・急行運用に入る日もあった。
2001年の京福電鉄越前本線正面衝突事故で5002が大破し新製後わずか1年半で廃車、5001のみえちぜん鉄道に継承され現存最後の京福電鉄福井支社が製造した車両となっている。