犬鳴山 七宝瀧寺で 修験の世界を体験する
泉佐野市にある3つの日本遺産すべての構成文化財にあたる犬鳴山七宝瀧寺は、役行者が初めて修行を積んだ場所であり、葛城修験二十八宿の中で最古級に位置付けられる、中心的な修行場です。
今回のサミットを通じて山に籠り、厳しい修行を通じて悟りを開く日本古来の山岳信仰、神道、道教、仏教が習合した「修験道」に触れていただけます。
日常の喧噪を離れ、犬鳴山の参道を原生林の自然に触れながら歩き、山深くにある寺で、その神聖な修験道の歴史に触れることができます。この貴重な機会を通じて、犬鳴山七宝瀧寺の魅力を再発見しましょう。
全国中世荘園サミットとは
全国中世荘園サミットとは、日本全国の中世荘園を所有した自治体が集まり、これまでの取り組みやその成果、今後の展開などを討議し普及啓発していく活動です。
今年度は、「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されている泉佐野市の3つの日本遺産『旅引付と二枚の絵図が伝えるまちー中世日根荘の風景ー』『荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~』『「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』の全ての構成文化財に認定されている「犬鳴山七宝瀧寺」の中から、「修験者(山伏)」に焦点を当て、修験道の世界観を実体験していただきます。
犬鳴山 七宝瀧寺とは
「犬鳴山」として知られる七宝瀧寺は、修験道の開祖・役行者が当山で修行時に倶利伽羅大龍不動明王が出現し、これを本尊としたと伝えられています。利剣に龍が巻き付く形像の本尊は秘仏で、願望成就や命乞いの不動明王として崇められています。大和の大峰より6年前に開山されたので、元山上と称し、また葛城峰中の奥の院とも呼ばれ、葛城二十八宿修験の根本道場です。葛城修験二十八宿は、役行者が葛城の峰々112kmにわたり法華経八巻二十八品を埋納したと伝えられており、犬鳴山は第八番経塚にあたります。
全国中世荘園サミットin泉佐野
日本遺産 日根荘 犬鳴山 七宝瀧寺 修験の世界
開催日:令和6年9月28日(土)
会場:犬鳴山七宝瀧寺 身代わり不動明王前広場
会場:犬鳴山七宝瀧寺 身代わり不動明王前広場
今回のサミットは、午前の部と午後の部の2部構成で開催。
午前の部では、「修験修行体験」の特別編として、サミット限定のプランを用意いたしました。
午後の部では、三好 英樹氏(大阪府教育庁 文化財保護課 制度総括主査)、修験者 江阪 眞朗氏の講演を聞き、より深く修験の世界を感じていただきます。
【午前の部】修験修行体験・特別編
修験者さんと一緒に参道(山門~行者の滝1.5km)を徒歩で登り、瀧修行を体験。
修験会館で昼食を取り、修験道に関する秘宝、犬鳴山の伝統を伝える仏像・法具・書物等の展示を解説付きでご案内いたします。
参加費:6,000円(税込)
募集人数:20名様(先着順)
対象年齢:70歳までを目安に、体力に自信のある方
集合受付時間:9時
集合場所:総門前
時間:9時~12時30分
プラン内容:修験者の案内のよる参道歩き、瀧修行、お弁当(お茶付)、修験会館の入館と解説付、修了証
≪工程≫
①約1.5kmの参道を修験者と共に徒歩で登る
②瀧修行
③昼食(修験会館)
④修験会館の見学(樋野館長による説明)
⑤修了証授与
※午前と午後の部両方参加の方は、午後の部の座席は事前に確保いたします。(ブロック内自由席)
※昼食時のお茶はセット内容に含まれますが、その他水分補給用の飲料はご自身でご準備下さい。
※参道、境内は山道の為、歩きやすい服装・靴でお越しください。(サンダルや短パン・スカート等不可)
※タオル、着替え(下着)をご持参ください。また、髪の長い方は、髪をまとめるゴムがあると便利です。
※入金後のキャンセルは承りませんのでご注意下さい。
【午後の部】講演・体験プログラム
中世荘園時代の日根荘と犬鳴山七宝瀧寺の関わりや修験道に関する講演、護摩祈祷の見学、修験者 江阪 眞朗氏による修験者の秘密や装束などの解説で修験の世界を学んでください。
会場・受付:犬鳴山七宝瀧寺 身代わり不動明王前広場
◆講演参加費:無料(事前申し込み)※座席に限りがございます。
受付時間:12時30分
開催時間:13時30分~15時00分
講演者:大阪府教育庁 文化財保護課 制度総括主査 三好 英樹 氏
真言宗犬鳴派 犬鳴山 修験者 江阪 眞朗 氏
犬鳴山修験道行者のみなさん
≪進行プログラム≫
①はじまりの鐘(修験者)
②祈りの儀(ほら貝・般若心経)
③挨拶 ④講演「中世における犬鳴山七宝瀧寺と地域社会」(大阪府教育庁 文化財保護課 制度総括主査 三好 英樹 氏)
⑤修験者の秘密・装束などを解説(真言宗犬鳴派 犬鳴山 修験者 江阪 眞朗 氏)
◆体験プログラム(自由参加)
A.15時15分~16時
写経または写仏(場所:心経殿)
費用:1,000円より/20名限定
B.15時20分~15時50分
護摩祈祷の見学(場所:本堂)
見学無料/40名限定
※祈祷を希望の方は当日会場の受付にて申請ください。また、祈祷を申し込みの方は席を事前に確保します。
※参道、境内は山道の為、歩きやすい服装・靴でお越しください。(サンダルや短パン・スカート等不可)
※座席のご用意はありますが、数に限りがございます。当日の受付順にご案内しますので、ご自身で席の確保をお願いします。
※会場後方での立ち見も可能です。
出 演 者
三好 英樹(大阪府教育庁 文化財保護課 制度総括主査)
学芸員を経て、大阪府教育庁文化財保護課に美術学芸分野の技師として入庁、現在は制度総括主査として有形文化財、日本遺産、地域計画などを担当。
専門は日本中世史、宗教史、地域社会史。
共著に『論集 修験道の歴史2 寺院・地域社会と山伏』などがある。
博士(歴史学)。
江阪 眞朗(真言宗犬鳴派 犬鳴山 修験者)
鳥取県生まれ、泉州へ移住後、30代前半で修験道の修業を開始。
幼少期から父が神社の氏子の総代をしていたこともあり、神社や仏閣に親しみ神道が自身の根本にあり、修験道を学び、得度を受ける。
日常では普通に勤務しながら修行を続け、トラブルの解決など不思議な経験を通じて、守られていると実感。
日常の挨拶や真摯なお参り、賽銭を通じて徳を積むことの大切さを伝えたいと語る。
犬鳴山修験道行者のみなさん
修験者(山伏)とは
山中で修行する修行道の行者。
自然物を拝みながら山中をかけめぐり、厳しい修行に挑み超自然的な能力「験力」を得て、衆生の救済を目指す実践的な宗教者。
アクセス方法
〒598-0023
大阪府泉佐野市大木八番地
●車でお越しの場合
<阪神高速湾岸線>
神戸→大阪市/USJ→泉佐野I.C.下りて25分
<近畿・阪和自動車道>
吹田→東大阪市→上之郷I.C.下りて10分
・関西国際空港から30分
・高野山から90分
・和歌山から40分
●公共交通機関でお越しの場合
電車の方は、南海ウイングバスをご利用下さい
南海本線泉佐野駅=泉佐野駅前バス停(発7:50/9:10/10:40/12:10)
JR日根野駅=JR日根野駅前バス停(発8:01/9:21/10:51/12:21)
⇒犬鳴山バス停前(着8:23/9:44/11:14/12:44)徒歩 参道入口⇒参道を登る⇒七宝瀧寺駐車場横観音堂前鳥居を抜ける⇒身代わり不動明王前広場(徒歩約40分)
帰りのバスの確認はこちら
<会場へのアクセスについて>
なるべく公共交通機関をご利用の上、会場までお越しください。
お車でお越しの方は、道中は狭く車両が上り下りで遭遇すると大変危険でございますので、安全運転を心がけください。
<天候による中止について>※必ずお読みください
雨天決行いたします。
但し、荒天の場合は当日朝7時に警報がでた場合は中止とし、延期はいたしません。
※参加費についても返金は致しかねますので、予めご理解の程よろしくお願いいたします。
主催:日本遺産日根荘推進協議会/泉佐野市文化遺産活用活性化実行委員会
後援:犬鳴山七宝瀧寺/犬鳴山修験道行者一同/泉佐野市教育委員会
協賛:ダイドードリンコ株式会社
≪問合せ≫Jimott LLC(じもっと合同会社)
TEL:072-447-5502(受付時間 10時~17時/土日祝を除く)
E-mail:info@jimott.net
犬鳴山周辺のご案内 https://x.gd/2WEd8
犬鳴山七宝瀧寺 https://inunakisan.jp/