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『那珂八景』のひとつとなっている一の関ため池親水公園は、那珂市のちょうど中心部に位置しています。
中央公民館の向かい側にあり、日本庭園風の園内にはベンチや休憩スペースもあり、市民の憩いの場となっています。
また、那珂市ゆかりの偉人『白土松吉(しらとまつきち)』や『根本正(ねもとしょう)』の石碑や、七福神である大黒様と恵比寿様の石像などもあり、見どころも豊富となっています。
一の関親水公園にある大黒様と恵比寿様の石像は、平成17年に那珂町と瓜連町が合併して那珂市が誕生したことを祝して髙橋隆夫さんから贈られました。
根本正(ねもとしょう)は、1851年東木倉村(現在の那珂市)の村役人の家に生まれました。
1863年、当時水戸藩の彰考館総裁であった豊田天功のもとで水戸学を学びました。
その後1879年、渡米してバーモント大学を卒業しました。
帰国後の1898年には第5回衆議院議員総選挙に自由党から立候補し、初当選。その後連続10回の当選を果たします。
水郡線を建設したり、未成年者の禁酒法を確立したりした他、茨城県の発展のために大きな業績を残しました。
那珂市曲がり屋は、文久2年(1862年)に那珂市戸崎に建てられた農家でした。那珂市に残された最後の曲がり屋ということで、市で保存することになりました。
「曲がり屋」とは、母屋から土間、および馬屋(厩)が戸出日、鉤の手に曲がっていることから、「曲がり屋」と呼ばれています。
東北地方や茨城県の一部に見られる、寒さの厳しい地方の代表的な民家形式です。