埼玉大学

理学部  基礎化学科

大学院理工学研究科物質科学専攻基礎化学プログラム

川村研究室

研究の興味

 生体高分子、合成高分子が多数集まって織りなす機能について研究しています。生物には、人工的な機械や材料にはない特徴や機能が様々にあることを不思議に思い、「生物らしさ」とは何かを考えながら、「たくさんの分子をどのように寄せ集めれば似たような機能を再現できるのか?」という趣向で研究を展開しています。例えば、生物の「動く」機能は、モータータンパク質や細胞骨格タンパク質という分子が(分子の世界では巨大と言われる大きさですが)ナノメートルの大きさで運動を発生して成り立っています。ナノメートルは、10のマイナス9乗メートルですから、ミリメートルの百万分の一の大きさ、つまり百万のモータータンパク質が集まってようやくミリメートルの動きが見えるようなものです。たくさんのモータータンパク質の協調的な運動を人工系で実現するねらいで、「分子を色々なやり方で繋ぐ」ことを考えて実験的に検証するスタイルで研究を進めています


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