第55回種生物学シンポジウム
55th Symposium of the Society for the Study of Species Biology
#SSSB2023
11月25日 ポスターセッション・オンライン(LINC Biz) 

12月1〜3日 シンポジウム・オンサイト(愛知県青年の家)

お知らせ

ご挨拶

第55回となる本年度の種生物学シンポジウムは、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行することを受けて、ポスター発表をオンラインとオンサイト、受賞講演ならびに企画シンポジウムをオンサイト(オンライン配信あり)で行うハイブリッド形式で、久しぶりに合宿形式で開催したいと考えております。開催地は、愛知県岡崎市にある愛知青年の家(愛知県岡崎市美合町並松1-2)を予定しています。

なお、コロナ禍から通常の合宿形式への移行段階という位置づけとして、シンポジウム本体はオンライン配信も行い、ポスター発表本番を、シンポジウムの1週間前となる11月25日(土)にオンラインで開催する予定です。翌週(12月1-3日)のオンサイトでもポスター会場を設けます。ポスター各賞はオンラインでの発表を対象に決定しますが、ポスター賞受賞者の発表はオンサイトの総会で行う予定です。プレシンポジウムオンサイト1日目の夜に行い、シンポジウムは和文誌企画を2、3日目に開催します。

今回の和文誌シンポジウムのテーマは、「島の生態学」です。昔から進化研究の場として注目されてきた島嶼を舞台に、さまざまな生き物たちが魅せるストーリーを存分にお楽しみください。今年は、いよいよ合宿形式の復活で、親密な交流を大前提としてきた種生物学シンポジウムで、みなさまが温めてきたとっておきの研究を持ちよって、種生物学会らしい白熱した議論に花を咲かせていただければと思います。みなさまどうぞ奮ってご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

大会会場

愛知県岡崎市愛知県青年の家 (sakura.ne.jp) 

最寄りの美合駅(名鉄本線 )より南西へ約1km(徒歩12分)

名鉄名古屋駅から名鉄本線で美合駅まで約40分(名鉄特急(一般車両[1,2号車以外]は特急券が必要ない)の場合、東岡崎駅で乗り換え)

豊橋駅から名鉄本線で美合駅まで約20分
無料の駐車場もあります。利用を希望される場合は実行委員に事前にお知らせください。

全体スケジュール

本シンポジウムはハイブリッド形式により開催致します。スケジュールは変更になる場合があります。後日、最新の情報を参加者へ電子メールによりお知らせします。

1125日((オンライン開催) 

13:0013:15 全体説明

13:1514:00                  ポスターフラッシュ

14:00–15:30 ポスター発表(コアタイム奇数)LINC Biz 

15:30–17:00 ポスター発表(コアタイム偶数)LINC Biz


12月1日(金)(オンサイト開催・オンライン配信あり

12:00–17:00 各種委員会

16:30‐       受付開始 (17時~ポスター貼り可能)

18:0019:00  夕食

19:00–20:30 プレシンポジウム・座談会

   20:30-22:00                   交流会 @食堂・ポスター会場 

12月2日(土)(オンサイト開催・オンライン配信あり)

    7:30-   8:30                    朝食

    8:30-   9:45                    ポスター発表(コアタイム奇数)オンサイトのみ

    9:45- 11:00                   ポスター発表(コアタイム偶数)オンサイトのみ

  11:00-11:30                   片岡奨励賞受賞講演  「東・東南アジアにおけるフェノロジーの多様性」永濱 藍(国立科学博物館)

  11:30-12:00                   片岡奨励賞受賞講演  「赤い花の誘惑:双翅目送粉者がもたらす多様な花の姿」望月 昂(東京大学)

  12:00-13:00                   昼食

  13:00-14:30                   総会 ・授賞式                 

  14:30-14:40      写真撮影

  14:40-17:20                  和文誌編集委員会企画シンポジウム 「古くて新しい島の生物学」 第1部 

  17:30-18:30                   プレ懇親会:キャンプファイヤー ※屋外のため防寒をお願いいたします。

  18:30-20:30                   懇親会@食堂 

  20:30-22:00                   交流会 @食堂・ポスター会場 


  12月3日(日)(オンサイト開催・オンライン配信あり)

   7:30   8:30                  朝食  

   9:00–12:20 和文誌編集委員会企画シンポジウム 第2部

12:20–13:20 昼食

13:20–15:30   和文誌編集委員会企画シンポジウム 第2部(つづき)

15:4016:30     和文誌シンポ懇親会

< 開催方法 >

オンサイト開催  :  委員会、プレシンポ和文誌シンポ、総会・授賞式、受賞講演、ポスター発表(希望者)

オンライン配信:ポスターフラッシュ、プレシンポ和文誌シンポ、総会・授賞式、受賞講演

LINC Biz :  ポスター発表


※   開催方法については今後、一部変更する可能性があります。

参加・ポスター発表申し込み

登録はオンライン聴講もも含めて締め切りました。 

参加費等を振込後に参加申込みフォーム(https://forms.gle/5xPPpWD52utbs9dAA)からお申し込みください。〆切は10月27日(金)11月3日(金)(延長しました!)です。〆切以降はオンサイトで参加することはできません。

 オンサイトでのシンポジウムへの当日参加は出来ませんのでご注意ください。 

 オンサイト参加は締切りました。オンライン聴講は、11月28日(火)まで受け付けております。11月25日(土)のオンラインポスターに参加するには11月22日(水)までに参加登録をお願いします。

<参加費等>

※締切以降は宿泊先への確定連絡を行うため、参加キャンセルをお受けできませんのでご注意をお願いいたします。

 
振込先:口座番号 00880-6-218932 種生物シンポ 刈谷東境郵便局
ゆうちょ以外から振り込む場合 → 〇八九(ゼロハチキュウ)店 当座 0218932

 <ポスター発表> 

子連れ参加の方へ

ポスター発表要旨登録


ポスター発表について


フラッシュトークの形式について


ポスター発表の形式について

要旨集

ただいま準備中です。

今年度は冊子体の要旨集を発行しません。参加者には、電子媒体の要旨集がダウンロードできるURLをご連絡します。 

片岡奨励賞受賞講演

12月2日(

「東・東南アジアにおけるフェノロジーの多様性」 永濱 藍(国立科学博物館)
        植物は、季節の移ろいと共に、新芽を出し、花を咲かせ、実を成熟させるなど、ダイナミックにその姿形を変えます。私は、こうした植物の季節的な動態に魅せられて、これまで研究を進めてきました。本講演では、①形態や生活史が著しく異なる木本と草本の開花フェノロジーの差異に着目した研究と、②ベトナムのビドゥップヌイバ国立公園の熱帯山地林において、植物のフェノロジーを初めて記述した研究についてお話しします。

「赤い花の誘惑:双翅目送粉者がもたらす多様な花の姿」 望月 昂(東京大学)

        双翅目昆虫はハナバチに次いで多くの植物の送粉者であるとされる一方で、彼らとの相互作用が花の進化にどのような影響をもたらすかは明らかではありません。本講演では、赤い色の花に着目することで見つかった、キノコバエ類送粉者と植物の知られざる関係性に関する研究についてお話します。また、専ら双翅目昆虫に送粉される日本産カモメヅル属植物にみられる特異な擬態の生態と進化に関する研究についても、時間の許す限りご紹介します。

プレシンポジウム

12月1日(

「地質の空間分布の多様性」 星 博幸(愛知教育大学
Diversity of the spatial distribution of geological formations. Hiroyuki Hoshi

        地質の空間分布は実に多様です。同質の岩石が1000平方キロメートル以上もの広い範囲に一様に分布する場合もありますし、逆に異なる種類からなる数センチ~数十センチメートル四方の小さな岩塊が混在して複雑な地質を形成している場合もあります。また、大きく見ると同じ岩石でまとめられる地域でも、細かく見ると岩石の風化や変質の程度が地域内で大きく異なることもあり、それが地形に影響を与えていることもあります。私の発表では地質のこうした空間分布の多様性について紹介したいと思います。地質と生物の分布に見られる関係性について情報交換できることを期待します。


「種生物学研究の基礎としての種分類」 芹沢 俊介 (愛知教育大学名誉教授・愛知みどりの会)

  種生物学の研究をする前提として、種分類を明確にするというステップはとても重要である。複数の種をひとまとめにして種生物学的研究を行っても、結果の解釈は難しい。また、種内の分類学的構造を念頭において種生物学的研究を行えば、その種の生きざまがよりはっきりと浮かび上がってくるかもしれない。今回は、いくつかの被子植物やシダについて、種分類がどうなっているのか話をしてみたい。


愛知の湿地における食虫植物の生き残り戦略」 渡邊幹男 (愛知教育大学)・ 田川一希(宮崎国際大学)

  愛知の湿地に生育する食虫植物の興味深い現象について紹介します。最初に,モウセンゴケ属植物にみられる「閉花現象」(がくへの接触刺激を与えると花弁が閉じる現象)について,なぜそのようなことが起こるのか解説します。さらに,愛知県固有種であるアカバナナガバノイシモチソウの種子形成の不思議についても話をします。 

和文誌編集委員会企画シンポジウム
「古くて新しい島の生物学:島に生きる動植物の織りなす物語を読み解く

12月2-3日(土・日)
企画者:渡邊謙太(沖縄高専)・阿部晴恵 (新潟大学)・水澤玲子(福島大学)・安藤温子(国立環境研)・平岩将良(近畿大学)・丑丸敦史(神戸大学) 

島は進化の実験場ともいわれ、古くから生態学・進化生物学において重要な題材を提供し、関連分野に大きな影響を与え、数多くの理論を生み出してきた。近年、この島嶼生物学(Island Biology)分野では、世界中の島嶼域を対象とする大規模な比較研究が増えており、国際共同研究の重要性が増している。2023年には島嶼生物学の国際学会が正式に発足するなど、全球規模の情報共有が進みつつある。また様々な技術の進歩によって、新たな研究の展開も可能となってきた。

一方、日本でもこれまでに、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島、佐渡ヶ島など、様々な離島において優れた島嶼生物学的研究が行われてきた。日本は大陸辺縁に南北に連なる1万を越える島々からなり、複数の島弧を内包する複雑な構成で、比較研究が可能な島も多い。そのため大陸からの分散やその後の分化過程、島ごとに異なる組み合わせの種間関係など、島嶼研究に最適な環境であるといえる。日本が島国である以上、離島に限らず日本列島における生態学・進化生物学的研究は、すべて島嶼生物学的研究として捉えることも可能なはずである。

このような日本発の「島嶼生物学」研究は現在の世界の“Island Biology”の中では、その内容相応には認知されているとは言い難い。しかし、動植物の生活史や種間関係などを丁寧に観察し追求していく、自然史的・種生物学的研究は日本の研究の持ち味であり、世界の“Island Biology”に与えるインパクトは大きいと考えられる。本シンポジウムでは、日本発あるいは日本人研究者による様々な「島嶼生物学」研究を紹介し、日本の生態学・進化生物学的研究がこれからの“Island Biology”の中でどのように展開しうるか考えたい。

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12月2日(土)      第一部


14:40-15:30     趣旨説明  「古くて新しい島の生物学/島研究の実際」 

                                    渡邊謙太 (沖縄高専)/ 阿部晴恵(新潟大学)/ 水澤玲子(福島大学)/ 安藤温子(国立環境研究所)/ 平岩将良(近畿大学)/ 丑丸敦史(神戸大学) 

15:30-16:20 「海洋島固有植物の分岐による種分化と分岐によらない種分化」

                        高山浩司  (京都大学 理学研究科)

16:30-17:20 「ヤポネシアゲノムプロジェクトの成果」         

                                    斎藤成也    (国立遺伝学研究所)

12月3日(日) 第二部


    9:00–  9:05    趣旨説明


                9:05–  9:55 「日本列島と琉球列島の植物地理」 

                                     中村剛  (北海道大学・植物園/環境科学院)

                        

               9:55–10:40 小笠原西之島の噴火により失われた昆虫相と現在 

                                             岸本年郎 (ふじのくに地球環境史ミュージアム)


10:50–11:35 「島ごとに違う捕食者に適応したトカゲの防衛戦略」  

                        栗山武夫 (兵庫県立大学 自然・環境科学研究所)


11:35–12:20  「陸産貝類の殻色による海洋島環境への適応進化」 ※オンライン配信なし

                         伊藤 舜 (伊豆大島ジオパーク/東邦大学理学部)


12:20–13:20 昼食休憩

 

13:20–14:05「島の淡水性回遊魚の分散と生態:佐渡と沖縄の例から」  

                                    飯田碧         (新潟大学 佐渡自然共生科学センター臨海実験所) 

14:05-14:50 「日本で行う島の鳥類標識個体群の長期研究」

                                   澤田明  (国立環境研究所)

   14:50-15:30      総合討論


ポスター発表一覧(☆印はポスター賞への応募発表)

         P01☆ 花を集めれば遠くまで目立つ?:花密度に伴うハチの検出限界の変化

 ○穴澤颯太(筑波大院・生物)、Klaus Lunau(ハインリッヒ・ハイネ大学/ドイツ)


P02☆ キスゲとハマカンゾウの開花・閉花時刻における光の影響

 ○楳内 一寿、藤岡美羽、新田梢(麻布大・環)


P03☆ 神奈川県境川流域のヤマエンゴサク・ジロボウエンゴサクの繁殖様式

    ○大友悠雅、新田梢(麻布大・環)


P04☆ 雌雄異株性植物カラスウリの訪花昆虫と果実形成の集団間比較

 ○小田中一浩(学芸大・生物)、星野佑介(学芸大・院・連合)、堂囿いくみ(学芸大・環境)


P05☆ ニワゼキショウ属における新たな自然交雑植物の形態的特徴と遺伝子解析

 ○中津颯希、長島凱斗、新田梢(麻布大・環)


P06☆ ポスター賞 共生アリによる捕食はクヌギクチナガオオアブラムシの口吻長に対する選択圧となるか?

 ○松浦匠、中村駿介(信大院・総合理工)、中瀬悠太(京芸大)、市野隆雄(信大・理)


P07☆ アリ種子散布型植物オドリコソウの散布アリ種、 および種子・エライオソーム形質の地理的変異

 ○山口雄大(信大院・総合理工)、市野隆雄(信州大・理)


P08☆ 海洋島に進出したコイワザクラにおける二型花柱性の崩壊とその遺伝的帰結

 ○吉田涼香、倉田薫子(横国大・院・学環)、山本将也(兵庫教育大)


P09☆ 東京大都市圏におけるキンラン属3種の遺伝的多様性・分化への都市化影響

 ○石井直浩(鳥取大・乾地研)、内田圭(東大・農)、佐藤光彦(かずさDNA研究所)、

 岩知道優樹(横国大・環境)


P10☆ 長野県安曇野市一山域で見られたキツリフネの生態型分化

 ○近藤輝留(信大院・総合理工)、田路翼(日大・文理)、廣田峻(大阪公立大・植物園)、

   陶山佳久(東北大・農)、市野隆雄(信大・理)


P11☆ 上高地における標高傾度にそったユモトマムシグサ近縁群の生態特性の変化

 ○前田夏樹、高橋耕一(信州大・理)


P12☆ サトイモ科ツル植物の生育状態に応じた葉形態変化の解析

 ○宇高光将、井口尚士、小笠原涼(都立大・理・生命)


P13☆ Pollination Biology and Floral Scent Variation in Asarum sect. Heterotropa

 ○Anna Valchanova (Grad. Sch. of Science, Univ. of Tokyo)、

 Satoshi Kakishima(Mt. Fuji Inst. for Nature and Biology, Showa Univ.)、

 Kanako Sekimoto(Grad. Sch. of Nanobioscience, Yokohama City Univ.)、

 Yudai Okuyama(Tsukuba Bot. Garden, Natl. Mus. of Nature and Science)


P14☆ 絶滅危惧昆虫シルビアシジミの寄主植物選好性について

 ○岡田優奈、毛利早希、西脇亜也(宮大・農)


P15☆ 母島固有種ホシツルランCalanthe hoshii(ラン科)の遺伝的構造と多様性―保全への提言―

 ○片渕茉優(京大・農)、成田智史(環境省)、小牧義輝(東大・理・植物園)、

    永野惇(龍谷大・農)、遊川知久(国立科博・筑波実験植物園)、井鷺裕司(京大・農)


P16☆ 樹木の枝葉の成長を阻害しているのは何か?接触対象物の動き?

 ○川澄光、川窪伸光(岐阜大・応生)


P17☆ 河野昭一ポスター賞 血縁認識は品種改良によるパンコムギの収量増加を支えたか?

 ○小杉那緒(弘前大・農生)、吉田健太郎(京大院・農)、山尾僚(京大・生態研)


P18☆ 葉脈構造の進化は広葉樹に何をもたらしたか?-光合成速度と葉の通水性の比較-

 ○佐々木 陽依(京大・理)、山尾 僚(京大・生態研)


P19☆ マテバシイにおける花粉管伸長・胚珠発達フェノロジーから紐解く受精遅延の進化

 ○社川武徳、小川浩太(九大)、金岡雅浩(県立広島大)、佐竹暁子(九大)


P20☆ ポスター賞 微小なラン科植物ヨウラクランのタマバエによる送粉

 ○砂川勇太、望月昂、川北篤(東大・理・植物園)


P21☆ 植物の三密戦略:密集花序が多様な訪花昆虫による送受粉に及ぼす影響

 ○田中歩(筑波大・生物)、大橋一晴(筑波大・生命環境系)


P22☆ クサタチバナは稀な受粉成功に対してどのような資源投資戦略を持つのか

 ○南家楓子、井田崇(奈良女・理)


P23☆ 植物の花弁に見られる蛍光について

 ○西澤空、望月昂、川北篤(東大・理・植物園)


P24☆ セイタカアワダチソウの匂いが海岸林構成樹種の食害に与える影響

 ○西村悠里、石崎智美(新大・自然研)


P25☆ 花序形態の種内多様性と繁殖成功度:ネジバナにおける錯視を利用したディスプレイ効果

 ○濱田若夏子(千葉大・院・融)、佐藤光彦(かずさDNA研究所)、高橋佑磨(千葉大・院・理)


P26☆ カワヂシャとヒラタアブ類に見られる共生系

 ○早瀬元晴、太田岬(愛教大・生物)、芹沢俊介(愛知みどりの会)、常木静河(愛教大・生物)


P27☆ 雌雄ずい形態に対応した訪花昆虫の飛来着地行動

 ○松原かおる(岐阜大・自然)、川窪伸光(岐阜大・応生)


P28☆ トウモロコシにおける植物間コミュニケーションの農業への利用可能性

 ○村山柊(新潟大・理)、櫻井裕介(新潟大・院・自然)、西川孝一(新潟大・農)、

 塩尻かおり(龍谷大・農)、高林純示(京都大・生態研センター)、石崎智美(新潟大・理)


P29☆ 絶滅危惧昆虫シルビアシジミの標識再捕獲法による個体数変動パターンの把握について

 ○毛利早希、岡田優奈、西脇亜也(宮大・農)


P30☆ マンネングサ属の繫殖様式と開花形態

 ○柳田千穂、川窪伸光(岐阜大・応生)


P31☆ ネコノメソウ属イワボタン列と送粉者クチナガハバチ属の共生系の発見と集団間比較

 ○山口万里花(都立大・牧野)、菊地波輝(豊橋市自然史博物館)、吉田貴大(都立大・牧野)、

 奥山雄大(国立科学博物館筑波実験植物園)、村上哲明(都立大・牧野)


P32☆ 岡山市の都市域-中山間地域における在来一年草ツユクサの集団遺伝学的解析と送粉者調査

 ○山本倫正、山口寛登(岡大・環境理工)、藤原日向、宮崎祐子(岡大・院・環境)、

 中田泰地(神戸大・院・発達)、中濱直之(兵庫県大・兵庫県博)、

 中田和義、勝原光希(岡大・院・環境)


P33☆ 複数の送粉者に対する雄蕊二型性の意義

 ○横山碧、井田崇(奈良女・生物)


P34☆ 春植物エゾエンゴサク集団内における多様な葉形態の進化生態学的背景について

 ○吉田理見、成田陸人(弘大院・農生)、山岸洋貴(弘大・白神センター)


P35☆ ハクサンハタザオへのカブモザイクウイルス感染はアブラムシ防御を向上させる

 ○大坪雅、工藤洋、本庄三恵(京大・生態研)


P36☆ ポスター賞 花の天気依存的な上下運動のメカニズムと適応的意義

 ○柴田あかり(京大・生態/北大・地球環境)、清水華子、本庄三恵、工藤洋(京大・生態)


P37☆ サイハイランとギンリョウソウへのトラマルハナバチ女王の1花あたりの訪花回数の比較

 ○島田真彦、北村俊平(石川県立大)


P38☆ 新潟県佐渡島及び越後地方におけるナンブアザミ節の形態的多様性とその地理的パターン

 ○鈴木正樹、指村奈穂子(日本自然環境専門学校)


P39☆ 地中海東部地域に自生するイネ科植物Aegilops umbellulata Zhuk. の系統地理学的研究

 ○孫櫻、笠澄望(神戸大・農)、岡田萌子(新潟大・自然科学)、吉田健太郎(京大・農)、

 松岡由浩(神戸大・農)


P40☆ ツルニンジンCodonopsis lanceolataにおける花形質の多様性と送粉者

 ○立松和晃(内藤記念くすり博物館/岐大・連農)、土田浩治、岡本朋子(岐大・連農)


P41☆ 局所環境のちがいがハイマツーキタゴヨウの種間交雑にもたらす影響

 ○樽澤優芽子(京大・農・院)、伊東拓朗(東北大・植物園)、井鷺裕司(京大・農・院)


P42☆ 日本産ネコノメソウ属の花粉/胚珠(PO比)が語ること 

 ○日比野真子(岐大・自然)、須山知香(岐大・教)、川窪伸光(岐大・応)


P43☆ 花や送粉者の機能形質の多様性は送粉ネットワーク構造を規定するか?

 ○平山楽(神戸大・人間)、石井博(富山大・理)、田中健太(筑波大・山岳)、

 丑丸敦史(神戸大・人間)


P44☆ 花形態の変異に伴う自殖型・他殖型の違いが花粉のパフォーマンスに及ぼす影響

 ○星野佑介(学芸大・院・連合)、牧雅之(東北大・植物園)、堂囿いくみ(学芸大・環境)


P45☆ 野生植物ヤマノイモの地域・年度によるウイルス感染実

 ○前田裕(日大院・総合基・相関理)、井上みずき、松木優香子、内山由士、

 齋藤将悟(日大・文理)


P46☆ ギフチョウ集団ごとのカンアオイ利用可能性のちがい

○丸山真穂、戸田真一(新潟大・院・自然)、宮本俊彦(新潟県立高田南城高校)、石崎智美(新潟大・院・自然)


P47☆ 気孔のないコケ植物ゼニゴケにおける気孔形成因子の役割は何か?

○守屋健太(京大・院理/京大・生態研)、嶋田知生(京大・院理)


P48☆ 寄生植物アメリカネナシカズラの成長過程依存的な光応答最適化戦略

○横山俊哉(神奈川大・院・理学)、渡辺明、浅岡真理子、西谷和彦(神奈川大・理学)


P49☆ ウイルス感染によるハクサンハタザオの低温応答性の変化

○吉田直史、本庄三恵、工藤洋(京大・生態研)


P50  エゾノギシギシを利用するハムシ2種のニッチ分割機構の解明

 ○大崎晴菜(東京都立大/学振PD)、山尾僚(京都大)


P51  チョウ目幼虫の絹糸腺由来の酵素は植物の防衛機能を抑制しているか

 ○小澤理香(京都大・生態研)、塩尻かおり、大田航、大野裕香、藤田涼平、

 中尾拓磨(龍谷大・農)、白井雄、大門高明(京都大・農)、

 田中萌菜、松井健二(山口大・創成科学)、高林純示(京都大・生態研)


P52  オオマムシグサ種群の種分化における送粉者シフト

 ○柿嶋聡(昭和大・富士山研)、末吉昌宏(森林総研)、大野順一(静岡県)、

 杉江喜寿(山口県博)、山根文人(山口県)、奥山雄大(科博・植物園)


P53  積雪の有無が植物葉面微生物群集に与える効果

 Biva Aryal (京大・生態研/トリプバン大)、本庄三恵(京大・生態研)、

 永野惇(龍谷大・農/慶応大・先端生命研)、工藤洋(京大・生態研)


P54  送粉者の定花性は記憶の呼び出しコストと同種間移動コストのバランスで決まる

 ○高木健太郎(筑波大・生物)、大橋一晴(筑波大・生命環境系)


P55  クワズイモ(Alocasia odora:サトイモ科)の花蜜に含まれる化合物:糖とアミノ酸に注目して

 ○高野(竹中)宏平(長野県環保研)、髙濵謙太朗、小川直也(名古屋大・全技セ)、

 片山昇(小樽商大)、三宅崇(岐阜大・教育)


P56  Raspberry Piベース動画撮影装置を用いた小笠原諸島における送粉者観察

 ○武田和也、川北篤(東大・理・植物園)


P57  ウメバチソウ属の花の特性と繁殖様式

 大日野寿咲(学芸大・生物)、星野佑介(学芸大・院・連合)、秋山巨樹・早田鴻允、◯堂囿いくみ(学芸大・環境) 


P58  東京都町田市の団地周辺や里山型公園の花とハナバチ

 ○西垣維音、倉本宣(明大・農)


P59  チガヤ2生態型の遺伝的多様性およびゲノムサイズの比較

 ○野村康之(龍谷大・研究部)、下野嘉子(京都大・院農)、永野惇(龍谷大・農/慶応大・IAB)、

 今西純一(大阪公立大・院農)、冨永達(京都大・院農)


P60  カタクリの斑のカムフラージュ効果:地理的変異と視覚モデルからの検討

 ○樋口裕美子、望月昂、川北篤(東大・理・植物園)  


P61  キノコバエ送粉者の花への選好性は日本産テンナンショウ属の種同定に応用できるか?

 ○松本哲也 (茨城大・院・理工)、柿嶋聡 (昭和大・富士山研)、小林禧樹(兵庫県植物誌研究会)、前川奈々子 (岡山大・農)、

    多々納琴音 (岡山大・院・環境生命)、大野順一 (静岡県)、廣部宗 (岡山大・院・環境生命)、末吉昌宏 (森林総研)、

    狩山俊悟(倉敷自然史博友の会)、 宮﨑祐子 (岡山大・院・環境生命)


P62  鹿児島のアオウキクサは3タイプの開花フェノロジーを示す

 ○村中智明(名古屋大・農)  


P63  南九州におけるナツツバキ属2種の標高分布パターンとその形成要因

    ○渡部俊太郎(鹿児島大学)、田代優衣(鹿児島大学)、舩津若菜、相場慎一郎(北海道大学)


P64  Common-garden study of introgression at loci associated with traits adaptive to coastal environment from Quercus dentata into Q. mongolica var. crispula

 ○永光輝義(森林総研)

【 第55回 種生物学シンポジウム実行委員会 (五十音順)

 柿嶋聡(昭和大学)、常木静河(愛知教育大学)、花井隆晃(テクノ中部)、増田理子(名古屋工業大学)、村中智明(名古屋大学)

    


 問い合わせ先:sssb2023aichi at gmail.com (atを@に置き換えて下さい)