【山名(コース)】定山渓天狗岳Ⅲ峰
【標高・標高差・歩行距離】
1,114m・788m・7.8km
【実施日】 2025年4月9日(水)
【気象状況】 晴れ時々曇り
【山行形態】日帰りピストン
【メンバー】CL:1738HY
男性6名、女性9名、計15名
【集合場所・時間】
豊滝除雪ステーション・7:30
【コースタイム】
登山口8:11→定山渓天狗岳Ⅲ峰12:07→(下山途中昼食休憩)→登山口15:02
【記入者】1780ST
【感想】
4月9日は朝から予報通りの好天に恵まれた。
登山口でアイゼンを装着して登りはじめたが、思いのほか雪が柔らかく、スノーシューに履き替えた。
取りつきの尾根はそこそこの傾斜でしかも長く続く。お日様が出ていたのも手伝って暑い。
天気が良すぎて「暑い!」という声が出はじめる。寒きゃ寒いで「寒い!」と言う。いつものことだが、忌憚のない感情がついつい出てしまう。
しばらくすると平坦な稜線に出た。左に本峰が見える。残雪をまとった岩肌の迫力は圧巻だ。さらに右の奥には真っ白な余市岳がどっしり構えている。初めてⅢ峰へのコースを辿っている僕は、この景色を堪能しながら皆に続く。
平坦な稜線が終わり、Ⅲ峰へ向けての急登となるが、まずは標高1,000mの岩峰を越えなければならない。今日一番の難所だ。
この岩峰下の東側ルートを取ったが、雪が付いていて歩けるスペース幅が狭く、スノーシューでは無理なのでアイゼンに履き替えた。この場所で3人が待機することになった。あとの12人でⅢ峰頂上へ向けて出発し、12時に登頂した。
頂上は風があり、寒かったので記念写真を撮り、早々に下山する。難所の岩峰を慎重に降りて、待機者と合流し全員で登山口を目指す。
下りは足を捻る懸念もあり、スノーシューは担いで歩いた。雪も大分緩くなっていて、雪面をズボっと踏み抜き、足一本まるごと埋まるメンバーが出てきた。中には埋まった足が雪の下の枝に絡まり、抜けなくなるケースもちらほら。「スコップーっ!」という声が飛び交うも誰からも反応なし。スコップを
持参していないことが判った。【反省:残雪期もスコップは必携】
とっても長く感じた下りを終えて、全員無事に登山口へ戻った。
家に帰ると枝豆がテーブルに乗っかっていた。ひとっ風呂浴びて、いつものように一人乾杯。妻に感謝。メンバーに感謝。そして山に感謝。