【山名(コース)】十勝岳
(グラウンドコース)
【標高・標高差・歩行距離】
2,077m・1,147m・10.6km
【実施日】2025年9月8日(月)
【気象状況】快晴
【山行形態】定例山行・前日宿泊当日ピストン
【メンバー】CL:1738HY
男性6名、女性4名、計10名
【集合場所・時間】
道央自動車道野幌PA・7日13:30
【コースタイム】
望岳台5:58→十勝岳避難小屋7:17→昭和火口8:22→十勝岳9:55→(昼食休憩)→昭和火口11:54→十勝岳避難小屋12:36→望岳台13:35
【記入者】1779TM
【感想】
前日7日に上富良野町にある吹上温泉保養センター白銀荘に宿泊した。丁度3年前の登山クラブ入部早々の三段山・美瑛岳登山時に宿泊して以来2度目だ。相部屋で左右連続する2段ベッドもカーテンを引くと個室の様で落ち着く。昔は押し入れ、今はロフト感覚だ。
充実した露天風呂や各種浴槽等も素晴らしい。ただ女湯・男湯の中間に混浴風呂があり水着着用の表示を見落として裸で入ると恥ずかしい目に合うので要注意!
食堂は自炊設備が完備されており、夕食時に女性陣が料理したけんちん汁が振る舞われた。食卓には自前の漬物等も並ぶ。山行時の気遣いも同様で男性陣はいつも感謝していますヨ!
山行当日は5時半に宿を出て、6時に登山口の望岳台を出発する。これ以上にない好天に恵まれ、涼しい風を浴びながら緩やかなガレ場を2km程進み避難小屋に到着する。
徐々に傾斜が増す登山道を東京からツアーで来た23人程の隊列と休憩時に抜きつ抜かれつしながら登山道を進む。途中一面にシラタマノキが咲いており、食べられると渡されたシラタマ?は湿布薬の味がしてそっと吐き出した。
やがて火山れきに覆われた尾根に辿り着く。いくつもの火口を横目に進む。特にスリバチ火口はその名の通り落ちたら這い上がって来れそうもない雄大なものだった。
山頂直下は標高差200m程の岩場で急登に苦戦し山頂に到達する。その甲斐もあり360度見渡せる十勝連峰の素晴らしい眺望に感嘆する。近くに美瑛岳、反対側に富良野岳がドーンと聳え、遠くの山々の稜線がくっきりと見え「V字に見えるあの山がトムラウシ山だ、あれが○△山だ。」と説明を受けてもどこどこ?と目で追うばかりだった。
十勝岳は火山活動が活発な山で数十年周期で噴火しているらしい。直近での噴火は1988年で90年まで十勝岳を中心に広範囲で登山禁止となったそうだ。それからもうすぐ40年が経つ。下山時に「朝方より噴煙が大きくなったんじゃない?御嶽山の様に登山中に噴火が起きて噴石が飛んできても隠れるところが無いよね。」と時折振り返りながら、なかなか近づかない登山口へ足早に歩を進めた。
さすが日本百名山に選ばれるに値する山でした。晴天を呼んできたCLを始め、各担務に当たった皆さまお疲れ様でした。