【山名(コース)】旭岳・北鎮岳
【標高・標高差・歩行距離】
(2,291m・2,244m)・1,134m・15.3km
【実施日】2025年8月4日(月)
【気象状況】晴れのち曇り、一時雨
【山行形態】定例山行・周回
【メンバー】CL:1738HY
男性4名、女性6名、計10名
【集合場所・時間】
当別道の駅・3日13:00
【コースタイム】
旭岳ロープウェイ姿見駅6:49→旭岳8:57→荒井岳10:05→間宮岳10:12→中岳10:53→北鎮岳11:39→(途中昼食休憩)→中岳温泉10:09→裾合平14:07→姿見駅15:38
【記入者】1930TM
【感想】
8月3日~4日に10名のメンバーで旭岳・北鎮岳の宿泊山行を実施。前泊地は旭岳近郊の「旭川市21世紀の森」のバンガロー。電気・水道・水洗トイレの他冷蔵庫、IHヒーター付きで設備は良かったが、西日が直射し、兎に角暑い。即座に扇風機を借りて回しながら、恒例の酒宴で盛り上がった後早々に就寝。
事前の曇りがちの天気予報を心配したが、翌日現地到着時はなんと幸運なことにほぼ快晴。6時半始発のロープウエーに乗り込み、眼前に迫る旭岳の雄姿に頂上を早く極めたいとの意欲が沸々と湧き上がる。
姿見駅到着後、7時に2班(北鎮岳周回班6名、旭岳周回班4名)合同でいよいよ旭岳登山開始。姿見の池周辺のお花畑にはチングルマが綿帽子を抱えて出迎えてくれ、遅咲きの高山植物もちらほら。旭岳石室当たりから次第に傾斜がきつくなり、ザレ場が続くが、砂礫に適度の湿り気があり比較的登り易い。荒々しい地獄谷の噴気や遠方の雄大な山並みを楽しみながら、2時間程で北海道最高峰の旭岳山頂(2,291m)に到着。快晴微風の中、大雪山山系の大パノラマをしばし堪能。
ここからそれぞれの班行動を取り、北鎮岳周回班が先に出発。下りは急勾配のザレ場に足を取られながら恐る恐る転倒しない様進み、左手に熊が岳を眺めながら小1時間程で間宮岳分岐に到着。丘陵の様な間宮岳を経由し、中岳分岐に到着。旭岳周回班はここから裾合い平へ向かう。カルデラで窪んだ広大で荒涼としたお鉢平を右手に眺めながら20分程で中岳を登り、その後北鎮岳分岐に到着。(北鎮岳は旭川の第7師団が北の鎮守である事に由来するとの事)この頃天候が変化し、雲と風が強くなってくる。体調を崩した1名を除き、デポで北鎮岳に登頂後に急ぎ風を除けた場所で昼食。ウサギキクやイワギキョウ等の小さな高山植物の群落が暫し和ませてくれる。
下山は元来たルートを辿り、中岳分岐から裾合平を下る。途中、中岳温泉に留まり、靴下を脱いで滅多に経験できない足湯を堪能。良い湯加減でした。時間も迫って来たので出発し、チングルマの広大な湿地帯を痛んだ通路によろけながら、またハイマツのトンネルをくぐりながら歩みを進め、途中雨に当たったものの無事終着の姿見駅に到着。下りロープウエーに乗り、始発駅で旭岳周回班と再会。安着を確認後、帰路に着いた。
カムイミンタラ、神々が遊ぶ庭・・・雄大な大雪山の景色を眺めることが出来、最高に感激しました。一方で、山登りには体調の自己管理が大変重要であることも実感しました。皆様の心遣い、ご協力に感謝します。