研究会の趣旨

社会政策史研究会は社会政策に関わることを研究している人たちによる研究会です。社会政策は労働、教育、社会福祉、社会保障(医療衛生など)を広く含んでいますが、あまり厳密に限定していません(もちろん、もっと大きく福祉国家、社会国家でもOKです)。また、国や時代も限定していません。社会政策の歴史研究は様々なディシプリンの異なる領域でなされていますが、お互い対話する機会や場もあまりなかったので、とりあえずこの研究会を立ち上げました。ですが、研究会は参加者みんなが作っていくものなので、これからどのような展開をしていくのか具体的な方針は確定させていません。少しずつ続けるなかで方向性が見えてくるだろうと思っています。ぜひいろんな分野の人と議論してみたいという積極的な人から、関心はあるけれども自分なんか参加していいのかなと思ってしまう消極的な人まで、どなたにでも門は開かれています。

報告の水準は完成されたものを求めるのではなく、いわゆる学会報告のようなカッチリしたものに限定していません。最初の準備会では、その前段階、たとえば学会報告の準備段階で構想がまとまらないので、考えていることを話したり、あるいは資料の読み方をどうしようか悩んでいることを報告してみたり、というような案が出ています。このように書くと、院生の投稿論文や博士論文をまとめることへの支援は容易に想像できますが、新しい資料に直面すればいろいろ料理の仕方を悩むのは中堅やベテランでも同じなので、決して院生支援に限定しているわけではありません。出身の大学院や分野を異にすれば、方法や成果にまとめていくまでのプロセスも様々なので、お互いにとって刺激になるし、勉強になるのではないかと考えています。そういう互助的な研究会を目指しています。


2017年9月25日

呼びかけ人

金子良事