経済社会学会 第56回全国大会
大会テーマ:「成長・連帯・持続可能性――‘豊かさ’の再考から」
経済社会学会 第56回全国大会は、文京学院大学を主催校として2020年10月10日(土)・11日(日)にオンライン開催されます。参加を希望される方は、ページ中段のリンクから事前に参加登録をお願いします。
報告要旨集を公開しました。
発表原稿を公開しました。
当日の参加方法を更新しました。参加される方はご一読ください。
大会テーマの趣旨(クリックすると展開します)
日本の現政権でも「経済成長」は目指され、「〇〇ミクス」が政策として掲げられる一方、経済成長なき時代をどう生きるかという「共生」あるいは「脱成長」という路線も提示されている。後者は、社会的連帯経済、SDGsに代表される持続可能な発展・開発といったオルタナティヴな経済社会構想の現れといえよう。
2020年には、2回目の東京オリンピックを迎える。1985年に、ロンドン及びニューヨークと並ぶ世界金融都市として「世界都市・東京」が構想されたが、バブル経済崩壊あるいはリーマンショックなどを経て、またアジア諸都市の近年の台頭から、「東京・オリンピック」だけでなく、「都市としての東京」のあり方が根本から問われている。
そこで、「成長・連帯・持続可能性」をキーワードに、経済成長をベースにした‘豊かさ’を反省的に捉え、経済、都市あるいは生活のあり方とそれらの展望についての考察を試みたい。
まず争点に上がるのは、「経済成長」を二項対立的に捉える経済社会構想への批判である。この点を脱するため、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に対し、経済だけではなく環境・文化・人権・社会・技術といった様々な角度からのアプローチが有効となろう。
また、「都市・東京」分析についてもバブル経済崩壊後から現在に至る「生活のあり方」に対して「消費」からの分析、また東京・大阪・名古屋などの大都市集中に対する分析、さらにはアジア諸都市間の比較分析などが可能となろう。
そして、「共生」あるいは「連帯」という路線では、オルタナティヴな社会を目指した取り組みが見られよう。例えば、「自然災害」、「貧困」、「格差・不平等」、「多文化共生」、地域通貨・地域資源の活用を通じた「まちづくり」、「つながりの醸成・再生」などをキーワードにした実践的事例の報告が期待される。
このように、‘豊かさ’を反省的に捉え論じ合う中で、2020年以降の経済社会が抱える課題、それに対する具体的政策及び展望がひらけることを期待したい。
大会プログラム
報告要旨集
![](https://www.google.com/images/icons/product/drive-32.png)
参加登録
こちらのリンクから参加登録をしてください。
当日の参加方法
報告者の方々へ(開催校からの連絡)
当日の報告では、各自で資料の画面共有をお願いいたします。
大会事務局にご提出いただいた発表原稿を公開いたしました。すべてのファイルをPDF形式に変換いたしましたのでご了承ください。差し替えなどございましたら事務局までご連絡ください。
大会プログラム委員会
大会実行委員等
大会事務局
寺島拓幸(文京学院大学)
古市太郎(文京学院大学)
プログラム委員会
恩田守雄(流通経済大学)
近藤重晴(東京福祉大学)
鈴木康治(第一工業大学)
鈴木純(神戸大学)
水原俊博(信州大学)
村上寿来(名古屋学院大学)
オンライン大会アドバイザー
廣瀬毅士(東京通信大学)
連絡先・問い合わせ先
〒113-8668東京都文京区向丘1-19-1
文京学院大学本郷キャンパス
経済社会学会第56回全国大会
事務局担当:寺島拓幸
Email: terashimアットマークbgu.ac.jp