デザインの違うジャケットを3着持っているとします。
デザインの違うパンツも3着持っているとします。
デザインの違う靴も3着持っているとします。
それらの組み合わせの総数は 3×3×3 の27通りあります。
持ち時間が短くついあわただしくなってしまう朝に、27通りもあるすべての組み合わせを検討してベストな組み合わせを見つけ出すなんてことはやっていられません。
そこで登場するのが直交表と呼ばれているとてもとても便利なツールです。
第9話では、NPSや日本語版覚醒度尺度など複数の指標で評価した結果に基づき、それぞれの指標に着目した場合のベストな組み合わせを見ていきます。
今回は、以下に取り組んでいきます。
天井、壁、床の色の組み合わせのシート、勉強部屋の評価結果のシート、リビングの評価結果のシートの3つのシートで構成されたデータをダウンロードする。
天井、壁、床の色の組み合わせのシートの内容が、画像の内容とあっているか確認する。
勉強部屋のシートを開き、評価結果を確認し、pptに概要をまとめる。
リビングのシートを開き、勉強部屋のシートを参照しながら評価結果を算出していき、評価結果を確認し、pptに概要をまとめる。
ppt×2ページ(勉強部屋の概要説明ページ+リビングの概要説明ページ)を提出する。
C-Learningの教材倉庫から、今回使用するデータをダウンロードする。
組み合わせのシートと各部屋の画像を参照して、明るい、中間、暗いの3条件が割り揺られた各部屋の天井、壁、床の色が間違いなく対応していることを確認します。
A列~BB列はアンケート結果が転記されている部分です。
ここについては特に変更しません。
BC列には、望大、望小の文字が書かれています。
A列に書かれている指標の値が、大きいほど望ましい場合は望大、小さいほど望ましい場合は望小と書かれています。
BD列~DC列はSN比を算出するための準備段階です。
その項目が望大特性の場合は1/x^2を計算し、望小特性の場合はx^2を計算しています。
DD列は、SN比を計算して求めるエリアです。
BD列~DC列の結果の平均に定数をかけているような値です。
グラフにしてみます。
SN比をまとめた図では、天井の明、中、暗のうち、最も大きな値に注目します。
例えば、NPSに着目する場合、壁の色は中間色でないほうが良さそうということが分かります。
他の評価指標についても分析を終えたら、pptにこの結果の概要をまとめます。
引き続きリビングについて分析します。
リビングのシートは途中で計算が止まっています。
それ以降の計算を勉強部屋のシートを参照して分析してください。
リビングと勉強部屋の両方についてpptにまとめて提出します。