第27
「言語の力――ベンヤミン『言語一般』論と哲学者たち」

第27回 一橋大学哲学・社会思想セミナー

日時 11月27日(土)、14:00-17:00

場所 Zoom(ID等は事前登録をいただいた方に後日お送りいたします。)

参加:無料
*以下のURLより事前登録ください。
*どなたでもご参加いただけます。
*開催にあたり、寄付を募っています。
(寄付は登録フォームの案内or哲学オンラインセミナーHPよりお願いいたします。寄付をしていただいた方には、本シンポジウムのアーカイヴの視聴権など、いくつかリターンをご用意しております)。

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司会:久保哲司(一橋大学)

特定質問者:柿木伸之(西南学院大学)

登壇者:

府川純一郎(横浜国立大学)「人間の言語」と言語多様性ーー「布置」概念の観点から

青木崇(一橋大学)「言葉が肉になった」ーーベンヤミンの暴力論とアーレントの革命論

遠藤進平(一橋大学) 翻訳(不)可能性についてーークワイン、ベンヤミンに出会う

シンポジウム趣旨:

言語の力が弱まっている。流砂のように溢れては埋もれていくインターネット上の言語、支離滅裂で冗長な時間潰しの答弁を経て、機械的なやり取りに成り下がった政治家たちの言語、他者を差別し排除する毒々しくも空虚な言語――それは、言語の堕落と呼んでも過言ではないだろう。

20世紀の思想家ヴァルター・ベンヤミンは『言語一般および人間の言語について』という論文で、言語の堕落を洞察しながらも、人間の言語がもつ力や可能性から目を逸らさなかった。

本シンポジウムでは、ベンヤミンの言語哲学を、親交の深かったアドルノやアーレント、そして交流こそなかったものの、その後の言語哲学に多大な影響を残したクワインの思想と結び付けつつ、その現代的な意義を探る。

開催:一橋哲学・社会思想セミナー
共催:哲学オンラインセミナー、日本アーレント研究会