タブレットからスマホに変更した結果,携帯性は良くなったが,後期高齢者には文字が小さく老眼鏡が必要である.私はPCを使用することが多いので,PC連携で拡大できるものは老眼鏡なしで読むようにしている.例えば,同窓会報はホームページ上で提供されているPDFを.パソコンで拡大して読んでいる.家電品のマニュアル等も例外ではない.紙媒体だけでなくスマホの画面もパソコンに拡大表示できないか調べていたら,スマホからパソコンへファイルを無線LANを介して転送するAirMoreというソフトがあることがわかった.これを利用すればパソコンはWindows, Machintoshを問わず家庭内の同一無線LAN内であれば安定したミラーリングができるというので,さっそく試してみた.
App StoreおよびGoogle playで無料ダウンロード可能
アプリ提供元にアクセスし,ダウンロードして実行すると,QRコードを利用したパソコンとの接続手順が表示される.その手順については多くの紹介記事や動画が存在するのでそちらを参考にされたい.QRコードをカメラで取り込むより接続先のIPをブラウザの「アドレス&検索窓」に入力した方が早いので,その手はないかと試行錯誤したら以下の手順が見つかったので紹介したい.
1)右上の︙を押すと「IPを取得する」が表示される
2)「IPを取得する」を押すとIPアドレスが表示される.
3)パソコン側のブラウザのURL入力欄に 192.168.0.22:2333を入力し,レターンキーを押すとスマホとの通信が開始される.図4)参照
4)Chromeブラウザの「アドレス&検索窓」に192.168.0.22:2333を入力する
5)スマホに接続の可否が表示されるので,許可を与える.
6)接続されると,PCに接続している図と実際のIPが表示される.スマホ側で「許可する」を押す.
左下隅のミラーリングをクリックするとスマホの画面がPC側に表示される.
スマホをホーム画面にした場合のPC側表示画面
スマホを地図画面にした場合のPC側表示画面
画像を選択するとスマホの写真あるいはアルバムを表示することができる.パソコンに取り込みたい写真を選択して,「エクスポート」をクリックするとダウンロードが開始される.ダウンロードされた写真は,ダウンロードフォルダ内にZIPファイルとして保存される.
スマホを閉じた場合のPC側表示画面
接続を再開したい場合は,黒い画像の上に表示されるメッセージの「はい」をクリックすると,↻が回転し始める.スマホ側のAirMore稼働下,5)以降の操作を実行すればよい.
ミラーリングだけではなく,画像,音楽,動画,連絡先,メッセージ,アプリ,ドキュメント,ファイル,クリップボード,ツール等のメニューが準備されている.USBケーブルによる有線接続を使用することなく,WIFi環境下でPCとの接続ができるのは大きなメリットである.ミラーリング以外にもいろいろできるらしいが,そこまで使い込んでいないので,今回はイントロ程度に留めたい.