Published: 23 August 2022 | Akira TanaveLast modified: 17 Feb 2024

Slackを見た目そのままHTMLファイルにバックアップするChrome 拡張機能「SlatickHTML

【お知らせ】 2023.3.4

 SlatickHTMLは現在、諸事情によりChrome ウェブストアでの公開を停止しておりますが、学術・研究目的または非営利の私的利用の方には無償にて配布いたします

 ご利用になりたい方は開発者のツイッターへDMか、メールで tanave@googlegroups.comにお問い合わせください。1日以内にお返事させていただきます。※返信メールが迷惑メールフォルダに入れられてしまうことが多々ありますのでご注意ください。

アップデート内容 Version 1.0.21】 2024.02.17

■ SlatickHTMLの機能

★ 閲覧したチャンネルの内容を自動でログに記録

★ ワンクリックでログからHTMLファイルを作成

★ Slackのスタイルをそのままバックアップ

★ 閲覧したチャンネルの内容を自動でログに記録

 画面上に表示された内容(メッセージや画像、添付ファイルの情報)が記録されるため、プライベートチャンネルやダイレクトメッセージを含む閲覧できる全てのチャンネルで記録できます。管理者である必要はありません。通信済みのデータから必要な情報を記録するため、サーバーに負荷をかける心配はありません。

★ ワンクリックでログからHTMLファイルを作成

 簡単操作でHTMLファイル(Chrome やFirefox などのブラウザで開けるファイル)を作成します。全ての操作はポップアップウィンドウから実行するため、プログラミングやSlack API、Slack App、エクスポートなどの難しい操作は必要ありません。オプションでGoogle DriveやDropbox、OneDrive、Boxなどのクラウド上に自動でアップロードすることもできます。バックアップを各日や各週、各月でスケジュールすることも可能です。

★ Slackのスタイルをそのままバックアップ

 HTMLファイル(Chrome やFirefox などのブラウザで開けるファイル)はSlackのスタイルを採用し、文字のスタイルや絵文字、リアクション、ユーザーのアイコン、スレッドの返信、メッセージのシェア、ピン留め、ブックマーク、添付ファイル・Webサイトの画像サムネイル、メール、ポスト、BotのメッセージなどがSlackの見た目そのままブラウザで閲覧できます。さらにメッセージの検索、添付ファイルのダウンロードなど、元の機能がそのまま使えます。HTMLに添付するファイルは画像、動画、テキスト、メール、PDF、ワード、エクセル、パワーポイントなど、形式ごと任意に選択できます。

■ 使い方                          

インストール

 Chrome ウェブストアのSlatickHTMLのページから2回クリックでChrome にインストールできます。

 SlatickHTMLは現在、諸事情によりChrome ウェブストアでの公開を停止しておりますが、学術・研究目的または非営利の私的利用の方には無償にて配布させて頂いております。 ご利用になりたい方は開発者のツイッターへDMか、メールで tanave@googlegroups.comにお問い合わせください。1日以内にお返事させていただきます。※返信メールが迷惑メールフォルダに入れられてしまうことが多々ありますのでご注意ください。

※ Chrome 必須です。

※ Windows/Mac/Linux で使用できます。Android/iOS では動きません。

※ バックアップで作成したHTMLファイルはChrome 以外のブラウザでも閲覧できます。

※ 本Chrome 拡張機能はフリーであり無償です。Privacy policy に準拠します。

SlatickHTMLアイコンの表示

 全ての操作はSlatickHTMLのアイコンから行います。

 Chrome ブラウザの右上にあるChrome 拡張機能の一覧(で示したクネクネっとした変なアイコン)からSlatickHTMLのアイコンを探し、📌のマークをクリックしてブラウザのメニューに追加してください。

★ メッセージの収集

 メッセージの収集 → バックアップ(HTMLファイル作成)の流れです。まずは以下の手順に従って、メッセージの収集を行ってください。


4. Slackのメッセージをスクロールすると、通信データから必要な情報がログに記録されていきます。返信内容も一緒に取得されるので個別にスレッドを開く必要はありません。※全てのメッセージを収集する簡単な方法として、マウスのホイールをクリックしてマウスカーソルを上に移動すると、自動で最後までスクロールしていくので楽にメッセージの収集ができます

5. 4の操作をバックアップしたいチャンネルでそれぞれ行ってください。


※ 何らかの不具合でチャンネルの取得が進まない場合は、リロードやChrome の再起動を行うと解消するかもしれません。ご検討ください※ ポップアップウィンドウの言語は日本語(JP)と英語(EN)から選べます。※ Slackの管理ツールのエクスポートのように一括でメッセージの取得はできません。仕様です。※ ワークスペースの管理者権限等は必要ありません。開けるすべてのチャンネルに対応しているので、ダイレクトメッセージやプライベートチャンネルでもメッセージを収集できます。※ ワークスペースごとにデータを管理しているので、複数のワークスペースでメッセージの収集ができます。※ ログ記録開始後、新たにメッセージを投稿した場合の記録は断片的なものになります。リロード推奨です。

★ HTMLファイルを作成

 Slackから収集したメッセージを使ってHTMLファイルを作成します。以下の基本的な流れに従ってください。


2. 左図のようにポップアップウィンドウ下部に収集したチャンネルがリストされます。

3. チャンネルのHTMLファイルを個別に保存したい場合は、チャンネル名の右側にある「保存(HTML)」のボタンをクリックします。HTMLファイルの作成プロセスが始まり、プログレスバーが右端まで達するとHTMLファイルがダウンロードされます。

4. 複数のチャンネルを一括で保存したい場合は、保存したいチャンネル名をクリックして✔マークを付けて、ポップアップウィンドウ右上にある「✔ログを全てローカル保存(HTML)」のボタンをクリックします。HTMLファイルの作成プロセスが始まり、処理が終わると順次ダウンロードされます。


※ 何らかの不具合でHTMLファイルの作成が上手くいかない場合は、下記の添付ファイルの保存先を変更すると改善されることがあります。ご検討ください。 ※ 作成されるHTMLファイルの言語はSlatickHTMLのポップアップウィンドウで選択した言語になります。「✔ログを全てローカル保存(HTML)」のボタンでHTMLファイルを作成すると、ブラウザで表示した際に一括で作成したすべてのチャンネルがサイドメニューにリストされます。

★ 保存先を選択 (ver1.0.4; 2022/8/29 公開済み

 添付ファイルの保存先を選ぶことができます。HTMLファイルに埋め込む(添付ファイルごとに100MB程度まで)か、サブフォルダに分けて保存するかを選択します。


 HTMLファイル等をZIPで圧縮して保存することもできます。全体のデータサイズが若干が小さくなります。

 「保存先」ボタンを押してローカルフォルダを選択すると、その場所にHTMLファイル等を保存します。指定しないとOSのデフォルトの場所に保存します。


「HTMLファイルに埋込」の場合、埋め込みができるサイズ上限は添付ファイルひとつにつき100MB程度です。100MBを超える添付ファイルを埋め込もうとすると、エラーが出てその添付ファイルはスキップされます。必要に応じてサブフォルダに保存」を選んでください。「サブフォルダに保存」にサイズ上限はありません。サブフォルダに保存」を選んだ状態でクラウド上にアップロードすると、強制的にZIPでアップロードします。

★ 添付ファイルの形式を選択


 添付ファイルの形式を選ぶことができます。フォント、画像、動画、PDF、テキスト、メール、ワード、エクセル、パワーポイントの中から任意のファイル形式にチェックを入れてください。


動画等にチェックを入れるとファイルサイズが巨大になる場合があります。※ フォントの✔を外すと合計で8MB程 ファイルサイズが小さくなります。 画像はサムネイルだけで十分であれば高画質の✔は外してください。

★ クラウド上にHTMLファイルをアップロード

 HTMLファイルをGoogle Drive、Dropbox、OneDrive、Boxのクラウド上へアップロードすることもできます。


※ Google Driveで認証がうまくいかない場合は、Googleのサイトで「全てのアカウントからログアウト」、またはChrome の再起動を行うと改善するかもしれません。ご検討ください。 一度認証を行うと数ヶ月間は有効です。認証が切れるとメッセージが出るので、再度認証を行ってください。

★ 定期バックアップ

 定期バックアップは日・週・月の中から選ぶことができます。

 週は毎週月曜日、月は毎月1日を基準にバックアップが実行されます。


1時間ごとに日付のチェックを行います。ブラウザが起動していれば深夜0時~1時の間にバックアップが開始します。

■ HTMLファイルを開いてからの機能             

★ メッセージの閲覧


「✔ログを全てローカル保存(HTML)」のボタンでHTMLファイルを作成すると、右図のようにブラウザで表示した際に一括で作成したすべてのチャンネルがサイドメニューにリストされます。バックアップしたチャンネルそれぞれのHTMLファイルが同じフォルダにあれば、サイドメニューからそのチャンネルに移動できます。※ スレッド型の返信は個別に開く形式だと見逃すことが多いので、全てメインパネル内で展開されます。仕様です。※ 時刻はHTMLファイルを作成したパソコンのローカル (ホストシステム) のタイムゾーンに依存します。※ 現状、メールの本文は見れますがメール内の添付ファイル(画像含む)は添付されません。

★ 年度別の表示

★ メッセージの検索


※ 検索できる範囲は現在開いているチャンネル内限定です。他のチャンネルのメッセージは検索対象外となります。仕様です。

★ 添付ファイルのダウンロード・再生


※ Youtubeの動画ファイルは添付の対象外です。オンラインであればクリックで再生できます

■ 開発のあれこれ                      

★ システム概要

★ 命名について

 Slackの静的(static)バックアップを作るツールということで、Slatickという造語にHTMLを繋げました。「~のような」を意味する形容詞語尾の -ic も兼ねています。

★ 更新履歴

Version 1.0.21 2024.02.17 minor update

Version 1.0.20 2024.01.20 minor update

Version 1.0.19 2024.01.08 minor update

Version 1.0.18 2023.12.27 minor update

Version 1.0.17 2023.12.11 minor update

Version 1.0.16 2023.11.19 minor update

Version 1.0.15 2023.10.7 minor update

Version 1.0.14 2023.10.6 minor update

Version 1.0.13 2023.9.24 minor update

Version 1.0.12 2023.9.20 minor update

Version 1.0.11 2023.9.14 minor update

Version 1.0.10 2023.9.2 minor update

Version 1.0.9 2023.6.23 minor update

Version 1.0.8 2023/06/15 minor update

Version 1.0.7 2023/03/04 minor update

Version 1.0.6 2022/08/31 minor update

Version 1.0.5 2022/08/30 minor update

Version 1.0.4 2022/08/29 minor update

Version 1.0.3 2022/08/25 minor update

Version 1.0.2 2022/08/24 minor update

Version 1.0.1 2022/08/22 minor update

Version 1.0.0 2022/08/19 initial commit

★ 過去ログ

2022.8.31 【既知の不具合】 別のワークスペース/チャンネルからインポートしたメッセージが収集できない不具合を確認しました。お手数ですがインポート元のチャンネルからバックアップを取って頂きますようお願い申し上げます。次回以降のアップデートで対応いたします。

2022.8.31 【既知の不具合】 添付ファイルをサブフォルダに保存する際に、ファイル名が100文字~以上の長さの場合にエラーとなりスキップされる不具合を確認しました。次回以降のアップデートで対応いたします。 (→ 修正済み 2023.6.15)

2022.8.29 version 1.0.4 が公開されました。添付ファイルの不具合が修正されています。

2022.8.29 Slackチャンネルの添付ファイル保存の不具合を解決しました。8月30日の昼頃までにはChrome ウェブストアに最新版が公開される予定です。お待ちの方は今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

2022.8.26 添付ファイルを含め単独で500MBを超えるチャンネルのバックアップを作成しようとするとエラーで止まってしまう現象を確認しました。本日~明日中に修正して添付ファイルをHTMLファイルとは分離できるようにバージョンアップを行います。

Todo (という名の後回し)

★ お問い合わせ

 開発者のツイッターへDMか、メール tanave@googlegroups.comにお問い合わせください。