いのちの噛み跡

体と体を重ねても

「あの子」より私が満たしても

それ以上も以下でもないんでしょ?

でも手放せないから

首に跡をつける


私はクズ以下で最低で最悪な

生きていてもどうしようもない生き物

肥大した劣等感

君とどこまでも堕ちるから


堕ちるから


あ、あ、あぁ

可哀想ね

可哀想、可哀想ね

割れ物は注意しておかないとね

欠片が水底に深く突き刺すから


君の

ディープなキスも

逸らした視線も

意地悪なほどに満たされて


嘘に塗れた

甘い言葉で

君を守って

倫理を濡らして


「あの子」と私

天秤にかけられて

わかっていたけれど

でも 君のこと


「愛してるから。」


クズ以下で最低で最悪な

生きていてもどうしようもない生き物

肥大した劣等感

君とどこまでも堕ちるから


それでも


ゴミ以下で最低で最悪な

私を見捨てないで


それでも

それでも

どうしても


愛してしまった


愛してしまった


愛してしまった

Credit

Vocal : 歌愛ユキ

Lyrics / Music / Arrangement : shikisai
Mastering : Kakuly