日本臨床歯科学会

第6回学術大会・総会

学会員 参加費無料 :オンラインウェビナー

2021 年 11 月 7 日

10:00 ~ 17:00

新たな形での学術大会

第6回大会は新型コロナウイルス渦の状況を踏まえ、Web配信のみとなります。全国どこからでも視聴可能です。従来の症例報告に加え、充実した教育講演や研究発表を据え、本学会の進歩した姿を見せる充実した内容になっております。今後の本学会の方向性を示す学術大会となることでしょう。

学術大会抄録集

詳細

協賛企業

2021 年度 日本臨床歯科学会 第 6 回学術大会開催にあたって

理事長挨拶 山﨑 長郎 日本臨床歯科学会 理事長

この困難な時期に第6回日本臨床歯科学会・総会を開催する運びとなりました。 今回は従来と少し趣向を変え研究発表を中心に据えて、本学の進歩した姿を見せると同時にいつもの様に症例報告をい くつか用意し充実した内容となっていますので、期待して頂きたい。 歯科界が本来の姿に戻るにはもう少し時間が必要かと思われますが、久しぶりの歯科医師としてのアカデミックなアプ ローチを楽しんでもらうと共に本学への参加、協力を更にお願い致します。

副理事長挨拶 本多 正明 日本臨床歯科学会 副理事長

2021 年、世界中がコロナ禍にあるなか、オリンピック・パラリンピックが東京で開催されました。賛否両論があり ましたが、アスリート達の懸命な努力と関係者の開催への熱意と工夫に、世界中から「ありがとう」という言葉が送ら れてきました。そして、アスリートをはじめ監督・コーチ・ボランティアの人々を含む関係者が、日本はもちろん、国 外の人達に対して、感謝の気持ちを精一杯の言葉で発信していたことに、我々も学ぶことが沢山ありました。特筆すべ きは、対戦相手の選手やチームに対し、勝敗の結果を超えてのリスペクトの気持ちを表わすシーンが数多く見られたこ とで、世界中の人々の心が熱くなったことでしょう。我々も感動と勇気をくれた選手たちに感謝したいと思います。そ して今回のオリンピックで現役を終える選手たちが、次世代へのバックアップを約束し、歴史を繋げてほしいとの願い を伝えていました。 S.J.C.D. においても歴史を繋いでほしい気持ちは、山﨑長郎先生と私の1番の願いです。歯科医学・医療はスポーツ界 とは異なり自然科学の分野であるため、我々 S.J.C.D. は歯科臨床を通して、国民の Q.O.L. を歯科領域の分野で貢献して いくことが大切な理念であると考えています。そして、我々の恩師 Dr.Raymond L.Kim の望みであったことを、S.J.C.D. の メンバーに伝えたいと思います。また、他のスタディグループや学会、大学の先生方にも伝えいきたいと思っています。 1973 年に発足した日本歯学センター(田北敏行先生・寺川國秀先生 創設)で学んだことは、1981 年に山﨑長郎先生と 共に設立した S.J.C.D. に受け継がれてきました。我々が近代歯科を学び始めた頃は、現在我々が日常臨床で行っている ような総合診断に基づいた歯科臨床が実践されていたわけではありません。我々が新しく学んだことも臨床の現場では、 大きい小さいに関わらず、失敗を何度も繰り返してきました。しかし、長期にわたってこの失敗を検証することによって、 成功・失敗の比率が逆転してきました。その結果、歯科臨床の理論・技術が見直されてきました。そして、次世代の先 生達も臨床力を身につけ、臨床結果はもちろん、講演や執筆活動まで素晴らしい活躍が見られるようになってきました。 このような発展の中で、山﨑長郎先生と S.J.C.D. の将来のことを考え、2017 年に “ 日本臨床歯科学会 ” が新たにスター トしました。このスタートにあたって土屋賢司先生、伊藤雄策先生の尽力に感謝します。 これからは、他のスタディグループはもちろん、国内外を問わず大学や学会とも力を合わせ、臨床歯科界へ Sequential Treatment Planning、Interdisciplinary Approach、 ま た リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 学 会 が 提 唱 し て い る Transdisciplinary Approach の重要性を伝えていきたいと思っています。そして、我々 S.J.C.D. の歯科臨床の幹が補綴であることから、単 に最新の補綴装置を装着し、機能回復と審美性の改善を術前・術後から診るだけでなく、長期間診続けることが大切で あり、病的変化があれば、早期に対応することが重要であります。また、補綴的再介入が必要になるときは、Simple な対応法で改善できる補綴設計を立案することが大切です。そして長年、口腔機能回復において重要視されてきた咬合 支持に焦点を当てることが Key になると考えています。良好な Longevity を予知できる症例を診続けるということは、 口腔機能低下の状況判断に役立ち、国民の Q.O.L. の維持・向上にプラスになると思われます。 我々 S.J.C.D. のメンバーが一丸となって歯科補綴の発展に向けた活動をしていくことが、これから荷っていく使命であ ると考えています。 共に頑張って行きましょう。


大会長挨拶 大河 雅之 日本臨床歯科学会 東京支部支部長

本会が学会を標榜し、日本歯科医学会からの認定を目指すことを決定した 2015 年から早いもので 6 年の月日が経ち ました。昨年来の新型コロナウィルスのパンデミックの影響で合同例会が再延期された中、オンラインではありますが 東京支部主幹で 2021 年度の学術大会を行なわせていただく運びとなりました。学会化に相応しい新しい形の学術大会 を模索する中で、本学会学術誌との整合性を目指し、一般口演は症例発表以外に、研究発表(多施設共同研究、基礎研 究、材料治験の3本)や技術紹介などのご発表を準備させて頂きました。また、本多副理事長の学位取得記念講演の他、 3本の教育講演をお願いしております。  そもそも我々開業医中心の臨床家が学会化を目指した目的はいくつか挙げられますが、その中でも私が重要に考えて いることがあります。現在、日本の医学界におきましては、基礎研究と臨床がなかなか上手く繋がっていかないことが 大きな問題となっているそうです。個人的な感想となりますが、歯科医学界においても同じような現象が起きてきてい るのではないかと考えることがあります。まことに僭越ではございますが我々日本臨床歯科学会を通して、この狭間を 埋める一助になれるとしましたら、臨床医の人生としてこれに勝るものはありません。  日本臨床歯科学会は、今後とも①臨床医目線での研究、②診断の考え方を重要にしたロジカルな症例発表、③最新の 術式紹介を 3 本柱に、歯科界の発展のために尽くせるように努力していく所存です。 オンラインでもあり限られた時間ではございますが、東京支部準備委員会一同精一杯、今後の本学会学術大会の礎にな るような大会を目指し準備いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。                                令和 3 年 7 月吉日

参加方法のご案内

参加費
全会員無料(日本臨床歯科学会会員限定)

申込方法
こちらよりお申し込み下さい

参加方法
・必ず、申し込みをした本人1名でご参加下さい。
・当日は、開始時刻の 30 分前より入室可能です。

1) 所属支部ホームページから会員ログインして下さい。
2) 参加するイベントを開く、またはすでに申し込み済のイベントを開く。
3)「参加する」ボタンをクリックすると、Zoom が開きます。
注:参加費、年会費が未決済の場合「参加する」ボタンは表示されません。
・参加者による通信環境の不具合で視聴出来ない場合やいかなる場合であっても、参加費の返金や再配信のご要望にはお応えいたしかねます。
・事務局から参加者へ参加 URL をご連絡することはありません。
Zoom ウェビナーの事前準備をお願い致します。

示説発表(ポスター発表)のご案内

会員マイページ内、当該イベント詳細を開き、「ポスター発表」のリンクから閲覧することができます。
示説発表の掲示期間は 2021年11月6日(土) 10:00 〜 2021年11月7日(日) 18:00 です。