特許出願 技術3
シューティング・ロッド
2022年7月 特許出願番号 特願2022 - 129770
PJ
自社先行技術 インナーカプセル を使用して梱包されたパイロットシュート”ブレット”は専用シューター(射出機)から射出する際の射出速度を高速化させた弊社独自の技術ですが、シューティングロッドを使用することにより専用シューター以外からの射出、および小さな梱包ボリュームのパイロットシュートだけでなく梱包ボリュームが大きくなってしまうメインパラシュートをダイレクトに射出することが可能な技術です。
パイロットシュートを使用した2段階開開傘はメインパラシュートのみを射出した際のデメリットを補う開傘テクニックですが、搭載するドローンの形状や事情によりメインパラシュートをダイレクトに打ち出すことが必要なケースも存在します。
その使い分けで選択肢として開発しました。
ナイロン生地を主な素材とするパラシュートを通常はナイロン生地で製作されたインナーコンテナで梱包圧縮してシューター筒内に収納するのですが、それを強く圧縮バネ開放の勢いを加えて銃口から射出しても柔らかい生地素材に勢いが吸収されて期待する速度で飛び出してはくれません。
それを無風状態で射出しても開傘させるだけの勢いの保って射出させるために樹脂製の硬質なシューティング・ロッドを梱包中心部に芯として置いて周囲にパラシュートを巻きつけるようにして梱包を行います。
シューティング・ロッドを、シューターまたは射出エネルギーをもったゴムなどの器で射出させることにより圧縮バネ・ゴムの解放力をシューティング・ロッドに直接伝達して勢いを保ったままで射出させることに成功しました。