障害のある子と家族の未来 

~親も子もイキイキと暮らせる社会を考える~

2022年11月17日(木)11:30~13:30 オンライン開催(参加無料)

障害のある子どもと親が自分らしく暮らせる社会とは?

支援の専門家・企業人事・当事者などの立場から考えます

どういった接し方が障害のある子どもの希望や自信につながるのか、そして親や家族もイキイキと自身のキャリアを実現していくためにはどうしたらいいのか-。

障害があると、全ての能力や可能性が否定され、成長や自立の機会が奪われてしまうことがあります。大学における障害のある学生の在籍率はわずか1.26%(※1)、障がい者の平均月収は約14万円(日本人平均の約50%)。これは障がい者が親や福祉から自立して生活できていると言える状況ではありません。

EY Japanでは障害を「Disability(能力が損なわれている)」と考えるのではなく、「Diverse Abilities(能力の多様性)」と捉え、個々の状況に合わせた柔軟な就労環境と高度な専門スキルを身に着ける機会の提供を開始しています。障がい者の雇用やキャリアの課題は、能力の差ではなく、失敗も含めた経験の種類や量の差によると考えているからです。

また日本では障害のある子どもの就学や教育支援は親に比重や負担が大きく、情報資源も少ないことなどが、親のキャリア継続を難しくしています。日本の人口に占める障がい者の割合は7.6%(※3)、親や家族はその倍以上になり、人口に占める割合は少なくないにも関わらず、課題や支援施策が十分に検討されていません。障害のある子どもの家族のキャリア支援は、子どもの教育への投資や福祉以外のサービスを利用する機会を増やし、多様な人材が活躍するインクルーシブな社会の実現に将来的につながると私たちは考えます。

今回のイベントは、支援の専門家、企業人事、障がい者とその家族など、様々な視点から、親だけが頑張るのではなく、社会で障害のある子どもの教育と成長を支援するためにできることを考えるためのイベントです

イベント後半には、テーマ別、グループ別のQAセッションを予定しており、ご参加の皆さんの情報共有、交換の場としていただければと思います。


※1:日本学生支援機構「令和3年度 大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の就学支援に関する実態調査結果報告書」より
※2:厚生労働省「平成30年度障害者雇用実態調査」を参照
※3:内閣府「令和4年版 障害者白書」より

参加申し込みはこちら *締切:11月14日(月)*

リンク先のフォームが開けない場合は、ey-dap@kaien-lab.com までメールにてご連絡ください

開催概要

■日時
2022年11月17日(木)11:30~13:30

■共催
EY Japan株式会社、NPO法人子育て学協会/株式会社アイ・エス・シー、
株式会社Kaien 

■対象者
障害のある子(グレーゾーン含む)のご家族、企業人事、支援者・教育関係者、障がい当事者など、関心のある方どなたでも

■内容
パネルディスカッション、小グループに分かれての質疑応答

■参加費
無料

■開催形態
オンライン開催 ※お申込者には前日までに参加用URLをお送りいたします。

■情報保障・合理的配慮
イベント参加にあたり必要な情報保障・合理的配慮があれば申込フォームにてお知らせください。ご相談の上できる限りの対応を検討させていただきます。なお、ご希望の受付は10月21日(金)締切となります。

スピーカー

<パネリスト>

澤田 智洋

世界ゆるスポーツ協会代表理事 / コピーライター

1981年生まれ。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後17歳の時に帰国。2004年広告代理店入社。映画「ダークナイト・ライジング」の『伝説が、壮絶に、終わる。』等のコピーを手掛ける。 東京2020パラリンピック閉会式のコンセプト/企画を担当。2015年に誰もが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。 これまで100以上の新しいスポーツを開発し、20万人以上が体験。海外からも注目を集めている。 また、一般社団法人 障害攻略課理事として、ひとりを起点に服を開発する「041 FASHION」、視覚障害者アテンドロボット「NIN_NIN」など、福祉領域におけるビジネスも多数プロデュースしている。著書に「ホメ出しの技術(宣伝会議)」「マイノリティデザイン(ライツ社)」「ガチガチの世界をゆるめる(百万年書房)」。

<パネリスト>

高橋 朋美

発達障害・知的障害の子を育てる親


大学卒業後、出版社での編集職、人材企業での社内広報・社外広報を経験。

母親の看取りのために休職したことをきっかけに、障害者支援を行う企業にて1年間広報責任者として従事。2020年11月にチャイルドケアテック領域のスタートアップへ転職し、広報責任者を務める。


<パネリスト>

(仮名)

発達障害 当事者

4歳の時に発達障害の診断を受け、小学校3年生時に「自分は自閉症だよね?」と親に聞いたことをきっかけに、主治医から診断名の告知を受ける。理解ある環境で充実した学生時代を過ごすが、新卒で入社した技術職で、職場の人間関係に苦戦し退職。障害者雇用での転職を選択し、株式会社Kaienが運営する就労移行支援の利用を経て、現在は公的機関の事務補助職として勤務。

<パネリスト>

山本 直美

NPO法人子育て学協会 会長 / 株式会社アイ・エス・シー らしさ研究所 所長

幼稚園教諭を経て、大手インターナショナルスクールの立ち上げに参画。1995年に株式会社アイ・エス・シーを設立。東京・神奈川・名古屋で保育園を開設・運営し、独自の教育プログラムや保護者向けの子育てに関する学びを提供している。2008年NPO法人子育て学協会を設立。

<パネリスト>

鈴木 慶太

株式会社Kaien 共同創業者・代表取締役

長男の診断を機に、発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。これまで1,000人以上の発達障害の方の就労支援に現場で携わる。元NHKアナウンサー、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院 2009年修了(MBA) 。

<モデレーター>

梅田 惠

EY Japan DE&Iリーダー

外資系IT企業に新卒で入社し、主として広報、人事でキャリアを積む。DE&I専門職として15年以上の経験とキャリアを持ち、フレックス勤務、在宅勤務、企業内保育園、障害のある学生向けインターンシップなど、さまざまな先進的な人事制度やプログラムの開発を担当。

参加申し込みはこちら *締切:11月14日(月)*

リンク先のフォームが開けない場合は、ey-dap@kaien-lab.com までメールにてご連絡ください