7 紫波町指定史跡 佐比内城跡

県道佐比内彦部線沿いの神田に所在し、佐比内川を北から見下ろす山上に位置する中世の城館跡です。

佐比内館の主は秀清を祖とする河村氏で、伝わる種々の系図の中には、八代秀基が元中(至徳)元年(1384年)に大巻館より移ったとしているものがあります。以後、斯波氏の家臣として、この地を本拠とし天正16年(1588年)の主家没落時には、館主河村氏は斯波氏に従っていたと伝えられています。

現在は、熊野神社の境内となっていますが、郭を中心として内堀、土塁、外堀などが残っています。