19 紫波町指定史跡 善知鳥館跡/比与鳥柵擬定地

国道4号線沿いの南日詰字滝名川地内に所在する東西250m南北150mの古代の城館跡です。

善知鳥館跡は、昭和38年(1963)の確認調査では、空堀跡や柱穴が見つかっており、厨川柵との共通点も指摘されるなど、ほぼ安倍氏関連の館跡であろうとされています。

北上川と滝名川の合流点北西部の台地上にあることから、安倍氏12柵の一つ比与鳥柵ではないかとする説もあります。 安倍貞任の家臣善知鳥文治安方の居館跡と伝えられてきましたが、これについての明確な資料はなく、今では架空の人物とす るのが定説となっています。