シン・APAON
(シン・Asia-Pasific Asteroid Observation Network)
(シン・Asia-Pasific Asteroid Observation Network)
地球に接近する天体(NEO)の観測を通じて、NEOの地球衝突問題(プラネタリーディフェンス)に貢献します。
地球の長い歴史のなかで、小惑星をはじめとする太陽系小天体は繰り返し地球へ衝突してきました。小惑星衝突の危険性は今現在も続いています。小惑星衝突は人類が直面する最大の自然災害といえます。このような天体の地球衝突問題に対する様々な取り組みをプラネタリーディフェンスと言います。我々は、小惑星の観測と、市民の方々への啓発活動でプラネタリーディフェンスに貢献します。
地球に近づく小惑星の観測キャンペーンを市民の皆様や様々な天文台と共に実施していきます。
2025年9月18日(日本時間24時=19日午前0時)から毎日午前0時における2025 FA22の位置
市販の望遠鏡で観測できそうな地球に近づく小惑星の情報をお知らせします。次に地球に近づく小惑星は「2025 FA22」です。
2025年9月17日に地球に約84万kmまで接近。観測好機は9月18日から。左図参照
日本時間9月18日(24時=19日0時)から26日(24時)までの2025 FA22の位置情報
日時(UT)・赤経・赤緯・予想等級・地平高度
2025 09 18 150000 05h10m18.7 +10° 06' 12'' 13.4 等 +13度
2025 09 19 150000 02 45 44.9 +23 25 47 13.5 +50
2025 09 20 150000 01 47 44.9 +26 12 20 14.2 +64
2025 09 21 150000 01 20 15.8 +26 58 22 14.7 +71
2025 09 22 150000 01 04 38.4 +27 14 28 15.2 +75
2025 09 23 150000 00 54 38.0 +27 20 22 15.6 +77
2025 09 24 150000 00 47 41.6 +27 21 53 16.0 +79
2025 09 25 150000 00 42 36.0 +27 21 13 16.2 +80
2025 09 26 150000 00 38 42.4 +27 19 16 16.5 +81
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152637(1997 NC1)
2026年6月28日に 10.1等まで明るくなります。
観測に成功しましたらウェブサイトで紹介したいと思います。以下のリンクからお知らせください (注:報告にはgoogleアカウントが必要となります。お持ちでない方はお手数ですが直接メールでご連絡ください。)
2025 FA22 観測画像集(注:画像やデータの著作権は撮影者の皆様にあります。ご厚意で掲載させていただいています。2次利用はしないで下さい)
兵庫県姫路市星の子館さんから
撮影機材 15cm屈折望遠鏡(焦点距離1800mm)+SONY7sIII
撮影データ 2025年9月19日22時8分 ISO12800 露出15秒
画像処理 Photoshopでトーンカーブ+矢印を記入後、軽量化
撮影当日は雲があり、天体が全く見えない時間帯もありました。
青森県の甲田昌樹さんから
場所:青森県上北郡
機材:Seestar S50 EQモード
コメント:1フレーム30秒露出でスタック撮影
画像処理等は行なわない、生画像
青森県弘前市、星と森のロマントピア天文台「銀河」さんから
2025年9月26日1時頃撮影、ISO:12800、露出:30秒
撮影機材:40cm反射望遠鏡(焦点距離4800mm)+Canon EOS Kiss X7
↑上の画像は青森県の甲田昌樹さんから
撮影日時:2025年9月23日 25h53m~26h45m
撮影機材:Vixen R200ss + ASI183MC
撮影画像から、横幅1/3ほどにトリミングして、明るさをやや強調
右の画像は山梨県の森島和博さんから→
撮影日時:2025年9月22日
撮影機材:Seestar
←撮影日時:2025年9月21日
東京大学木曽観測所 105cm望遠鏡+Tomo-e Gozenカメラ
プラネタリーディフェンス(スペースガード)動画集
プロジェクトやWebページに関するお問い合わせは[seitarourakawa@gmail.com] までご連絡ください。