滋賀県では、県内の地域赤十字奉仕団18団が新型コロナウイルスワクチン接種会場でのボランティア活動に取り組んでいますが、その一つである甲賀市水口町赤十字奉仕団について紹介します。

　甲賀市水口町赤十字奉仕団は5月末～7月末の2か月間、甲賀市水口町体育館にて、会場入り口での案内や車いす移動者への介助、接種者からの相談事を担当者につなぐなどの活動を行いました。

今回の活動は、高齢者への集団接種が開始される前に、団員が行政や社会福祉協議会に「ワクチン接種で何かお手伝いすることがあればぜひ協力させてほしい」と申し出ていたことがきっかけで始まりました。

　団員は「来場者の不安に寄り添い、少しでも不安を和らげたい」という思いで取り組まれ、憂鬱そうな顔をして接種会場へ向かわれた方から接種後に「ありがとう。助かった。」と言われたことにやりがいを感じたとの声が聞かれました。

　コロナ禍で人と人とが触れ合う奉仕活動が制限される中ですが、このような状況だからこそ、普段から地域に根付いた活動を続けておられる奉仕団の存在が必要だと改めて考えさせられるニュースでした。