大本山石山寺への勤労奉仕作業を実施しました

 

大本山石山寺は、奈良時代から観音の聖地とされてきました。現在、本堂に安置されている本尊如意輪観音は、日本唯一の勅封の秘仏で、開扉は33年毎。紫式部が源氏物語を起筆した寺、花の寺としても知られており、毎年3月下旬から4月にかけてソメイヨシノ等の約600本の桜が訪れる人を出迎えてくれます。


その中に「夢の桜」と名付けられた桜があります。日航機墜落事故の犠牲者を追悼する為に事故の翌年から植樹されている桜です。


栗東市赤十字奉仕団では、平成24年8月に御巣鷹山へ研修に行ったこと、また親しかった人を同事故で亡くした団員がいることから、夢の桜がある石山寺に厚いご縁を感じ、約3年ぶりに再開となる勤労奉仕作業の場所として石山寺を選びました。


10月24日、45名で実施、清掃活動の前に本堂で石山寺座主よりご挨拶をいただき、参拝ののち、除草などの清掃作業に従事しました。清掃終了後、門前で、管理部の方より夢の桜についての話を伺いました。事故現場の上野村から送られている桜を植樹して大きくする大変さを知り、祈りの念を強くしました。

奉仕団として原点にかえり、今後も更なる奉仕活動につなげていけるよう団員一同願っています。