コロナ禍での取り組みとして「自作ビデオによる炊き出し訓練」を行いました


 


 竜王町赤十字奉仕団では、令和4年9月3日に第2回班長会を竜王町防災センターで開催しました。

 昨年、一昨年とコロナ感染拡大に伴い思うような活動が出来なかったため、何とか活動を少しでも前へ進めたいと模索していました。

 特に私たちの活動の大きな柱の一つである、毎年行なっていた「災害時における炊き出し訓練」を各地域の班長さんに学んで頂きたいとの思いで、役員による炊き出し訓練の様子を自分達でビデオ撮りすることにしました。時間も無く、素人が撮るので十分な物は出来ないですが、私たちの思いが班長さんに少しでも伝わればとの思いで取り組みました。

 写真と動画を組み合わせ、準備物の説明、服装、ご飯の炊き方、ラップを切る人、ご飯を盛る人、数名の握る人が次々にリズム良く円を描いておにぎりを作っていく様子を約10分のビデオに収めることが出来ました。

 特にポイントとするところの画面(米1升に塩大匙一杯、おにぎりの握り方等)はしっかりと撮ることが出来、防災センターの2台の大きなモニターで手元の動作を大きく映し出すことが出来ました。

 

 この炊き出し訓練のやり方は竜王町赤十字奉仕団の大先輩方が考案されたものと聞いています。衛生的で短時間に同じ大きさのおにぎりを沢山作ることが出来るやり方は、竜王町赤十字奉仕団の大きな財産となっており、これを私たちは何とか次の世代へ引き継いでいきたいと思っています。

 このあとハイゼックス米の作り方の動画や体験、ホットタオルの作り方やアルファ米の説明、防災センタ―見学や備蓄品の説明を受けました。

 

 コロナ禍で開催した班長会でしたが、みんなで工夫し充実した研修会となりました。班長さんには今回学んで頂いた事を各地域に持って帰って頂き、有事の時などに役立てて頂ければと思います。コロナ禍で作ったこのビデオは今後いろいろな機会に使っていきたいと思います。


 この研修会に参加された班長さんからは、

・とてもわかりやすく今まで以上に防災に関心を持ついい研修会だった

・いろいろ工夫をされていて勉強になった

・炊き出し訓練を実際にしなくても動画でよくわかった などの感想を頂きました。