劇団員コラム

シーン88『日常と非日常』 おーつけーこ

劇団シブパ第11回公演『約三十の嘘』にご来場いただいた皆様、そして、 私達の公演を支えて下さったたくさんの方々、本当にありがとうございました。心から感謝しております。


 さて。公演を無事に終え、一ヶ月が経ちました。今回、役者として参加しましたが、舞台そでで開演を待つ、あのなんとも言えない感覚は、日常生活では、なかなか味わえないものです。緊張で落ち着かなく、床に座ってじっとしていたり、かと思えば、心の中に何かが湧いてくるように意気込んでみたり…。そして、こんな経験をさせてもらえる私はとても幸せだなあ、と感じながら開演を待っておりました。


 そして、また、今、落ち着いた日常生活が戻ってきました。料理をしたり、新しいCDを聞いたり、ボーッと歩きながら「月がきれいだなあ」と思ってみたり。


 ありふれた日常、舞台そでという非日常。私にとっては、どちらもすてきな時間です。しばらくは、ありふれた日常を楽しむことにします。