劇団員コラム
シーン72『忙しさの中で』 瀬山
気候も一段と春めいてきて、
花粉がとび回る今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?
今や国民病とも言われる花粉症に、私も悩まされ、
目はしょぼしょぼ、鼻はぐずぐず、花の下の肌はぼろぼろです。
毎年のことですが、3月は何かと気ぜわしく、劇団の方ものんびりしていますので仕事に専念する形になるのですが、
これがまた忙しい!
「心を亡くす」と書いて「忙しい」
こんな時、本当、自分でも何から手をつけていいのか
もう終わらないんじゃないかと、私はよく不安になり、やる気をなくすのが常です。
そんな時、読んだ本の中に、こんな内容のことが書いてありました。
「とりあえずの一歩を設定する」
やり始める前に、膨大な量を考えて、すぐにへこたれてしまう私は、
とりあえず、この一時間で、こんなことをしようと考えると、少しやる気がわきました。
行動が先なんですね。
この一時間にすることも、すっごく簡単なことを考えるんです。
例えば、花に水をやるとか、部屋のコップを持っていくとか…。
行動し始めれば、何となくいきおいがついて、
後は何とかなったりします。
忙しさの中で「心を亡くさない」ように自分をコントロールすることが、
私にとって、すごく難しいことで、課題です。
少しずつ、少しずつ前進することで、ゴールに近づこうと考え方をかえている途中です。
あとは、気分転換に、ランニングしつつ、梅などを眺めては
心をなごませていますね。
クシュン!
※「こころがラクになる本」森川那智子、大和書房 1300円