劇団員コラム
シーン68『おかげさま』 瀬山
第9回公演「法王庁の避妊法」が無事に終わり、ほっとしています。
今回はいつもに比べて、キャストも多く、なかなか日程を合わせ全員での 稽古が思うようにとれなかったこと、直前になって、ばたばたと体調を くずし、高熱ダウンが続出したことなど、不安要素も多い公演でした。
だから、なおさら、ほっとすると同時に「おかげさま」だなと思うのです。
まず、お客様に、本当にたくさんご来場いただき、また楽しんでいただけて感謝だなぁ…と。ありがとうございました。反応良く、笑ってくださる方が多くて、舞台裏にいて「うけてるうけてる」とほくそえんだり、私が出た時にも!! と気合いを入れ直したりと、本当に楽しかったです。
やっぱり、舞台は「なまもの」ですね。お客様がいてこそ成り立つなぁと実感しました。
それと、今回はセットや衣装メイクも楽しかった。髪型一つでこんなにも変身できるなんて、舞台ならではだと思いましたね。実は「よりちゃん」がちょっぴり気に入っている私は、来週の結婚式に、「よりちゃん」で出席するつもりでいるんです。うふふ…。楽しかったなぁ。本当、仕込みから当日まで、お手伝いいただいたスタッフにも ありがとうです。
本当、いろんな事が「おかげさま」だな…と思いますね。一人ではとても、こんなことできませんから。たくさんの方がかかわってくださって、 そのおかげで、あの時間、あの空間が作り出せたのだと思います。逆をかえせば、一人でないことが本当にうれしいし、ありがたい。パンフレットの主宰の言葉ではないですが、「ありがとうございます」の 一言です。
この気持ち、またの舞台でお返しできるといいなぁ。