劇団員コラム

シーン60『憧れのジルベスターコンサート』 赤石 マサエ

 12月ですね。年末ですね。ジルベスターですよ!!

 子どもの頃の夢の1つに「大人になったらウィーンフィルのニューイヤーコンサートに行く」というのがありました。いつかテレビで見てとても感動してしまい、『ラデッキー行進曲』の手拍子をひとり黙々と練習したりしていました。

 子どもの頃の話なので、今となってはそれが‘ウィーンフィル’だったのか ‘ニューイヤーコンサート’だったのかさえ定かではありません。

 ですが、年末年始の数あるイベントの中で最も心奪われるのは、やはりクラシックのコンサートです。そして私が今、一番憧れているのは、東急ジルベスターコンサートです。毎年テレビ東京系で放送されている(残念ながら第二部のみ)ので、今年は皆さんもぜひご覧ください。


 私が見ている限りでは(見られなかった年もあるのでよくわかりませんが)、カウントダウンの曲は『ボレロ』(今年は『合唱』だそうです)で、 それに合わせてイイ男が踊っています。ラスト4秒くらいのところから 「チャ----ン、タタタタ!」で0時ジャストにタクトが止まる。余韻だけが新しい年に響く。静かな熱い興奮。


 いいな、いいなぁ。Bunkamuraだしなぁ。渋谷エクセルホテル(泊まってみたいホテルのひとつ)のセットプランでも30,000円しないしなぁ。手の届く範囲なのになぁ。

  いつかいつかと思いつつ、今年のジルベスターもテレビの前で「ブラーボゥ!」とやっているであろう私です。


 余談…ジルベスターって、ドイツ語で大晦日なんですって。 あ~、ベルリンフィルのジルベスターコンサートにも行きたいな~。(いつの話?)