劇団員コラム

シーン52『ニューアイテム』 赤石 マサエ

 皆さん、筆箱の中身って頻繁に変わりますか? モノ自体ではなく、種類という意味ですが。私は割りとちまちました物にこだわってしまうほうで、文房具なんてのは「お気に入り」があって、なかなか入れ替わりのない分野No.1です。


 筆箱の中に限定すると、ここ数年はシャーペン (気分で鉛筆の時もある) 2本。ボールペン黒赤各1本。マーカー1本。定規、消しゴム各1個。あと、カッター1本。これは中学生くらいからずっと続いている習慣ですね。危ない子じゃありませんよ。「ちょっと切るのって、大概紙切れかなんかで、直線って事が多いから。ハサミより持ち歩きに省スペースだから」という理由で。この辺がこだわり?

(でも、大事なミーティングの時忘れてしまった事がある…) ただし、今使っているのは、ちょっと軟弱な印象で使いづらいです。ユニバーサルデザインみたいに謳っていたけど。基本的にはこんなもん。高校生くらいまでは色ペンをいーっぱい入れたりしてたけど、大学生になったらなるべく少ない荷物で登校したくて、だんだん減りました。


 最近珍しく、筆箱の中に新しいアイテムを入れました。付箋です。「付箋」て、袋状の筆箱の場合、入れておくの難しいですよね? 途中でバラけちゃったり、汚れちゃったり。でも、あんまりしっかりしたケースに入ってるもの (ポップアップ式とか) だと、ケースが大きくて筆箱が理想的な形状を保てない (過去にこれで挫折している) 。だけど、付箋はやはり筆箱の中にスタンバイさせておくのが一番使い勝手が良い。そこで!! 私のは7㎜×25㎜の付箋なんです。小さい! そしてこれを歯ブラシのキャップに入れて筆箱に忍ばせる。きゃ~~~ステキ!いいんです。どうせ目印付けるだけで、付箋に文字なんて書かないし (私はね) 。


 そんな訳で、10年以上使っている筆箱の中に、歯ブラシキャップを見る度、ちょっと微笑んでしまう私です。