劇団員コラム
シーン386『記録』 星野 愛実
今回は、私とシブパとの出会いを綴ります。
シブパとの出会いは、2017年の8月17日。
紹介で受け入れて頂き、稽古を見学したのが初めての出会い。
初めてお芝居と言うものに触れた私は、素晴らしい演技に圧倒されたのをよく覚えています。
演じている、と言うよりも、魂がこもっていて、心に熱く語りかけて来るようでした。
また、プロ意識の高さを感じ取り、私も、シブパに入るに相応しい人間になって出直そうと思いました。
1年後、明確な目標を持って再び稽古場へ。
2018年6月20日。仮入団のような形で、毎週の稽古に参加しました。
……と、まだまだ続きはあるのですが、今回は、出会いのお話だけにしておきましょう。
さて、ここから本題。今回のテーマは「記録」
実は上記の文章、今から2年前、高校3年生の私が書いたもの。
私は、シブパでの稽古の感想、想い出などの記録をノートに残してきました。
早く自分もコラムを書きたい!いつ回って来ても良いように!!!
と気合を入れて、入団前からコラム用の文章を作っていたみたいです。
コラムのネタ作りに苦しみ、ノートを見返したところ、この文章が発掘されました。
20歳になった自分が、高校時代の自分に救われるとは(笑)
他にも、沢山の記録が綴られていて、
色々な経験を得た現在では感じられない気持ち、忘れてしまっていたこと、大切なものを思い出させられました。
「初心忘れるべからず」とよく言うけれど、人間は、忘れていく生き物。
記録を記すことで、記憶はよみがえり、いつでも原点に還れる。
…と言うのが、今回のお話です。
記念すべき初コラムの「記録」を、ここに綴ります。