劇団員コラム

シーン355炭酸水が好き』 しんご

今年はいつになく季節が早く過ぎていくようで。

ついこの間まではお気に入りのどくだみ茶を淹れて飲んでいたのだけれど、気付けば麦茶が似合う頃になっている。

温かいお茶よりも冷やしたお茶を欲するようになる。そんなことから季節の移ろいを感じてみるのもひとつなのかなと。

でも、通年で、しかも毎日のように飲むものがある。

炭酸水である。 もう10年以上飲み続けている。


( ちなみに、シブパの炭酸水好きの先駆者は、現在休団中の

東 勝 氏です。詳しくは、シーン081:「炭酸」をご覧ください。  )


子供の頃は、やはり炭酸飲料が大好きだった。

1リットル瓶で売られていた時代。コーラよりもスプライト派だった。マウンテンデューやメローイエローも好きだった。

小学校土曜日の弁当の時間、ほとんどの男子がファンタを飲んでいた。画鋲で穴を開けた蓋の部分を抑えて、缶を思いきり振って…なんて定番の遊びも流行っていた。もちろんその度に先生から怒られて、掃除をさせられていた。


今でも時折甘い炭酸飲料を飲むこともあるが、いつの頃からか炭酸水がほとんどになった。

果実酒などをソーダ割りにして飲むこともあるけれど、お酒は弱いのでたまに。

気分でレモンやライムの果汁を入れて飲むこともある。

でも、基本はそのまま。味ではなく刺激が好きなのだ。

もちろん水分だから、喉の渇きを潤してくれる。

何となくではあるけれど、空腹をちょっと誤魔化してくれるような気がする。

花粉症から出る喉の痒みを、あの刺激が多少軽減させてくれるような気もする。

そんなこととは関係なく、何となく「スッキリ爽快」な感じを与えてくれるのだ。


実は家族も炭酸水好きな我が家。以前は炭酸水を常に買い置きしていた。

一番好きなのは、ウィルキンソンタンサン。コープで扱っていた「ただの炭酸水にゆず」という商品もお気に入りだったのだが、最近は見なくなってしまった…。

ところが、あまりに消費量が多いので、しばらく前にシリンダー式のソーダメーカーを購入した。

炭酸水を買い置きしておく必要もないし、ペットボトルなどのゴミも出ない。

何より、炭酸を強めに作れるのがいい。

そんな訳で、ソーダメーカーは毎日のように大活躍をしている。

ただ困ったことに、最近販売されている「強炭酸」をウリする商品を飲んでみても、物足りなさを感じてしまうのだ…。


こんなことを書いていたら、また子供の頃のことを思い出した。

毎晩晩酌をしていた父親は、焼酎を割ったレモンサワーをよく飲んでいた。

その時に使っていた「ハイサワー」がとても美味しそうに見えて、時々頼んで分けてもらい、喜んで飲んでいた。

今思うと、あれが炭酸水好きの原点だったのかもしれない。


今夜はレモン果汁と氷を入れて炭酸水をいただこう。