劇団員コラム

シーン342台本』 宮野 圭輔

年末の大掃除には少し早い時期ですが、先日、家中の片付けをしました。

押し入れの中の芝居関係の物を整理していたら、今までに参加した公演の台本を発見。どれもこれも表紙がボロボロで、所々字が滲んでいたり、鉛筆の書き込みがたくさんされているページがあったりしました。中には、役者として参加していない公演のものもあったのですが、それもやっぱり使い込んだ跡がありました。どの台本も「自分だけの台本」という感じがして、なんだか嬉しくなってきます。あまりじっくり見ていると片付けが進まなくなってしまいそうだったのでまとめて大事にしまったのですが、そんな台本たちをみて、どの公演も作り上げるのは大変だったなぁと感じました。

今、手元には綺麗な状態の25回公演の台本があります。お客様に面白いお芝居を届けられるよう、使い込んでいきたいと思います。本番を迎える頃にはどんな台本になっているのかなぁ。