劇団員コラム

シーン2932016年10月11日スタート』 しんご

ラジオが好きです。

と言っても、機械モノには疎いですから「オーディオ」の類のそれではなく、聴取するものとして、いわゆるリスナーとしてです。


物心がついた頃から、生活の中にラジオを聞く場面がありました。厳しい親ではありませんでしたが、「食事中はテレビ禁止」という家庭でした。 ですから、食事中にはラジオ(もちろんAM放送)がかかっていました。

意識的に聴くようになったのは、10歳の頃でした。当時好きだった、チェック柄の衣装に身を包んだグループの番組でした。

中学・高校の頃は、とにかくFM放送の深夜番組を聴きあさっていました。あの頃はよく投稿したり、生電話に出させてもらったり、 番組企画のイベントに参加したりと、今思えば不思議なくらい積極的にリスナーをしていました。


もちろん、今でも身近なものとして在り続けています。

朝食を摂りながら、作業をしながら、車の運転をしながら…毎日ラジオを聴いています。最近は、時折ラジオ局のオープンスタジオに遊びに行ってみたりもします。

どうやら、テレビよりもラジオが好きなようです。


元々身近にあったので、なぜラジオが好きなのかを問われると上手く説明できませんが、その魅力のひとつは「音楽との再会と出会い」でしょうか。

自分が好きな音楽(楽曲)を自分でかけて聴くのはもちろんよいのですが、それがふとラジオから流れてきた時に感じる高揚は何とも言えません。

そして、ラジオから流れてきた知らない音楽(楽曲)に心奪われるのも堪らないのです。

(昔は、よく放送局に電話をして問い合わせたりしたものです。)


そんなラジオは、今やオーディオ(ラジオ受信機)だけでなく、パソコンやスマートフォンでも聴くことが出来ます。正確に言うと、出来るようです。 やはり機械モノ、取り分けパソコン関係に弱い私にとってそれらは身近ではないため聴いたことがないのです。だって、パソコンは一応あることはありますという程度。 スマートフォンはありもしませんから。なので「ラジオはラジオ(受信機)で聴けばいいんだ」と強がっていたりします。


ところがです。

最近、「タイムフリー聴取機能」や「シェアラジオ」という情報を目にしてしまいました。

なんて素敵な機能なのだと嬉しくなってしまいましたが、どうやらラジオ受信機ではなく、前述の身近ではない媒体と「ラジコ」なるものが必要だそうで。 となると、「ラジオはラジオで聴けばいい」なんて言っていられません。ぜひ活用したいと思うのです。


とは言え、です。

とりあえずパソコンで四苦八苦してみようかなぁ…。

嗚呼、アナログ人間…。