劇団員コラム
シーン290『演劇の秋』 加庭 奈央
コラムのお当番が来るたびに、時の流れの速さに切なくなっている加庭です。
前回は梅雨明け前だったのに、もうサンマが美味しい季節になりましたね。
さて、秋といえば「食欲の秋」「運動の秋」「芸術の秋」などいろいろ楽しみの絶えない季節。
私もそんな秋を満喫中で、今年は県内やお隣県の劇団さんの公演をたくさん観劇させてもらっております。
正確に言えば7月から始まっていた観劇尽くしの週末。
時には一日のうちに二公演ハシゴして観た日もありました。
なんて贅沢な時間の使いかた。
観劇している中で、自分がより楽しむお芝居のジャンルが変わったなぁとふと感じます。変わったというか、幅が広がったという方が合ってるでしょうか。
以前は元気が良くてファンタジックな感じが好きでそういったテイストの作品ばかりだった私ですが、 ここのところ静かだけれど心を掻き立てられるような心情を丁寧に描いてるものも楽しめるようになったり、やってみたいと思うようになってみたり。
お芝居を通じて知り合った人達との出会いをきっかけに、観る作品のジャンルも増え、いつの間にか私自身たくさんのことを感じ得ていることに気づいた今日この頃です。
…単純にそれだけ歳を重ねてきたということでもあるんですけど(笑)。
シブパ22回公演でも5人の客演の方が一緒に作品をつくってくださっています。
感じられるもの、得られるものがまだまだたくさんあってワクワクドキドキが止まりません!