劇団員コラム
シーン284『1461日』 瀬山
リオデジャネイロオリンピックが開幕しました。
普段、そんなにスポーツに興味があるわけではないのですが、それでもつい夜中の試合をLIVEで観戦してしまうからオリンピックというのは不思議なものです。
ある放送局の試合中継のスタジオに掲げられた「1461日」。
4年に1度と簡単に言いますが、「1461日」と言われると途方もない時間に感じられます。
選手にとってはそれでも短く感じる時間なのでしょうか。
いや、やはり「1461日」間も努力を続けるというのは果てしなく過酷なことなのだろうと思います。
私自身は何かに熱中し続けるというのが苦手です。
子どもの頃を思い起こしても、初めての習いごとのピアノも日々の練習が嫌で2年くらいでやめてしまったし、その途中で始めたスイミングもメドレーリレーまで泳げるようになったのにタイムが伸びないのが嫌ですぐにやめてしまったし、小学校4年生から始めたバスケットも高校まで続けたもののレギュラーにはなれないといつも一生懸命なのは瞬間だけ。
典型的なのが日記。何度新しいものを購入しては挫折しているか。
「器用貧乏」とはよく言ったもので、何事もある程度はこなせるものの特技と呼べるものは無いなぁと改めてがっくりします。
だからでしょうか。
オリンピックに出場するほどの努力を続ける生き方に強烈に羨ましさも感じてしまいます。
「1461日」間も一つのことを考えて努力を続けて行った先に見えている景色というのはどんなものだろうかと。
とはいえ、オリンピック選手になるつもりはありませんし、なれません(笑)。
だから、オリンピック選手の見ている景色は一生かけても見ることはできません。
もしかしたら私は、LIVEで観戦し緊張を共有することで、その景色の一端が感じられると思っているのかも。
なんて、いろいろ書いてきたものの、オリンピックで活躍する選手たちの素晴らしい活躍にただただ「すごいねえ~」「すごいねぇ~」をTVの前で連発しているだけなんですけどね。
今夜もまた夜更かしになってしまうのかなぁ。