劇団員コラム

シーン40『QUARTET』 舘川 トモヒロ

 こんにちは! 舘川です。

今回は自然現象のお話をしようかな、と。


 さて、みなさんは「雨」はお好きですか? それともお嫌いですか?

自分はあまり好きでは無いのです。梅雨に入ればジメジメシトシト…

室内は蒸すし、なんか気分も鬱々としてきて、長雨なんて大嫌いです。

他にも洗濯物は外に干せない、外で遊べないなどなどマイナス要素がいっぱいです。

でも一つ例外的ケースがあります。それは夕立!

夏場の夕立に限って大好きなんです、自分。

あの神出鬼没たる積乱雲(奴)を見ると、これから始まるshowの事ばかり気になって心躍らずにはいられません。

 夏と言えば、お祭り、花火大会などなど夕立が来たら台無しになってしまうイベントが盛り沢山ですが、日中の暑い陽射しを癒してくれる夕立って素敵じゃないですか?

でもでも、癒してくれるだけが夕立の魅力じゃ無いんです!

 夕立が来ると、雨の香りがしますよね? 真っ暗になった空から龍のような稲光が空中を駆けますよね? 雨と雷との轟音が、閃光と濡れた空間が、そして雨に打たれる心地良さと雨の香りとが体を刺激するんです。

 そう、身体が「自然の織り成すQUARTET」を感じるんです。「音楽」という観念からすると、とてもQUARTETとはいえないかもしれませんが、夕立が来ると、自分は確かにQUARTETを感じていますよ(笑)

 見て、触れて、嗅いで、聴く。潜在意識の中で感じるハーモニー。夏限定にして最高のエンターテイメント。2度と同じモノは生まれないQUARTETを、少し感じてみませんか?


 今日も空には奴がいる。It's show time !!!