劇団員コラム

シーン37『趣味…』 たなかまこと

 「趣味はなんですか?」と聞かれるとちょっと困ってしまう。趣味がないわけではなく、多すぎるからだ。車・ダンス・演劇・キャンプ…といまやっている事だけでも数多くある。以前は天体観測・インラインスケート・スキー…などもやっていた。さらにこれからやってみたい事もたくさんある。基本的には僕の趣味は何か作る系か運動系のどちらかにわかれる。作る系は日曜大工や車いじりなどで、運動系はダンス・インラインスケートなどである。さらにあまり回りの人がやってない事が好きなのである。いわゆる目立ちたがり屋なのだ。


 熱しやすく冷めやすい典型的な群馬県人気質で、興味を持つととりあえずやってみる。まず必要な用品を揃える、形から入るタイプ。そして熱中、やり始めの頃はそればっかり、とことんやり込む。そして…飽きる。


 そんなわけで家には天体望遠鏡・一輪車・大道芸グッズ等趣味の残骸が数多くある。もったいないと思うのだがこの性格はなかなか直らないのである。

 なんでもそこそこ出来るのだが、極めることが出来ない。「なんでもできてすごいねー」などと言われることもあるのだが、そんなにすごいことはない。だからスペシャリストにあこがれてしまう。何とか一つでもいいから。他の人には負けない所まで極めようと思うのだが、いつも駄目なのだ。なにせ練習が嫌いだから…

 「継続は力なり」この言葉のようになにかしら続けて行きたいと思う。僕の場合はどちらかというと「三日坊主」であったので、ちょっと頑張ってみようと思う。今の自分からの脱却だ! 今回の決心は固い、何が何でも極めてやるぞ!!


 そこで問題が一つ、さてなにを極めようか?