劇団員コラム

シーン185『ミーハー再来』 赤石 マサエ

 ずいぶん長い間コラムをサボっていた赤石です。この5月、2つの興奮する出来事がありました。


 19日、シブパ小菅オススメの→Pia-no-jaC←のライヴに、いつもお世話になっている境総合文化センターに行ってきました。用意周到な小菅は、事前にCDを貸してくれました。私は、毎日毎日コツコツと通勤時に車の中で聴き、めでたくハマッた訳です。クラシックをアレンジしたアルバムを聴いていたのですが、馴染みのある曲なので、どっぷりと浸かってしまいました。ピアノの運指を想像して、「すごい?!」と叫んでみたり。コレを生で聴けるかと思うと、じわじわ~っと指先が熱くなるようでした。

 こういうライヴってあまり行かないんですけど、盛り上がったモン勝ち!みたいなとこ、ありますよね。クラッシクのコンサートでも、感動したら周りは気にせず、恥ずかしがらずに「ブラ~ヴォッ!」とか叫んじゃうと、どんどん盛り上がっちゃうけど。芝居と同じで、お客さんがのってくると、演奏している人ものってきちゃうんだろうね。

 初めての→Pia-no-jaC←のライヴでしたが、すごーく楽しめました! 何より、ピアノを弾いていた人がチラシの写真で見るより5倍くらいかっこよかった! 演奏も想像以上に表現力豊かで、すっかり虜になりました。


 27日。劇団四季のミュージカルを観に、伊勢崎市民文化会館へ。ミュージカル、苦手なんですけどね。でも、演目が『ガンバの大冒険』なんです。子どもの頃、やはりこの伊勢崎市民文化会館で、『ガンバの大冒険』のアニメ映画を観た記憶があります。イタチのノロイがすごく恐ろしかったのを覚えています。ちょっと懐かしさも手伝って、もう一度観たくなり、劇団四季観劇となりました。感想は・・・お話に集中するには、アニメを観た方が良いと思います。でも、ダンスなんかは、楽しめましたよ。あと、終演後に客出ししている役者さんと「ノロイ役の人、カッコ良かった?! しおじ役の人、顔ちっちゃーいっ! 学者役の人、声ステキ?!」なんて言いながら、握手してもらって、きゃーきゃー言ったり。衣裳とかメイクとかもよく見させていただきました。プロ の仕事を間近で見られるチャンスだもん! いや~、楽しいひとときでした。


 私だって、高校~大学くらいの時はショーマの川原さんの入り待ちをしてみたり、元キャラメルの近江谷さんの住んでいる町を歩いてドキドキしてみたり 、新幹線の中でやる芝居を観たくて東北まで行ってみたり、そんなことをやっ いたものです。ムフフ。でも、もう10年以上そんなミーハー(!)な気持ちになっていなかったので、とても新鮮でした。しばらくは「興奮冷めやらず 」な状態で、ふとした時に思い出し、目をキラキラさせていたであろう私でした。


 次は、10月の1966カルテットのコンサートだ!