劇団員コラム

シーン173『アイドルグループ』 東 勝

 今じゃ「アイドルグループ」といえば、AKB48。またはその系列でしょう。 正直私はあまり詳しくないのですが…。しかし、世間の流行に逆らう私の アマノジャク気質を発揮し、ここでちょっとこの歳にして注目し始めた、AKBではないアイドルをご紹介したいと思います。


 そのアイドルグループとは「Berryz工房」です。聞いたことはあるかもしれませんね。つんくプロデュースによる、モーニング娘。系列(ハロプロというそうです)の女の子7人組です。そもそも自分がよく知るきっかけとなったのは前回の公演です。観てくださった方はわかると思いますが、話の中で私扮する刑事山村は自分なりのダンスを踊るシーンがあります。たった数秒のものですが、ダンスが苦手な私、なんとか簡単だけど見栄えのある踊りはないかと考えておりました。そこで思い出したのです。昔、元気に踊ってた小中学生くらいのグループがあったなと。たかだか小学生ができるダンスだから、それなら僕にもできるだろうと。で中古DVDショップに行ってみたら、曲のDVDがあったわけです。それも100円で。安いので買って研究。で、感想は「ちっちゃいくせにすごいな」というものでした。これはいいダンスがありそうだと、またもや安価でライブDVDがあったので購入。その当時の彼女らは平均年齢13.8歳。なのに、なのに、すごい…。芝居をしている僕からしてジャンルは違えどエンターテナーとして感嘆・尊敬してしまいました。


 このグループのすごいところ。「現在一番年上の子でも20歳なのに、活動歴7年!」「他のグループ(AKB、モー娘、ももクロなど)は必ずと言っていいほどメンバーの脱退や 新規加入があるのに、このグループは2年目に一人が抜けただけで、以来ずっとメンバーが変わっていない(長い間変わることのないすごさ!)」「いろいろな系統の楽曲を歌っているらしく、ダンスもおもしろい!」などなどです。僕は彼女らを応援するオタクの方々の域にはほど遠い人間ですが、ちょっくらおススメです。なお、アンチAKBというわけではございません…。