劇団員コラム

シーン171『愛妻の日』 りょーじ

 私は「今日は何の日」を調べるのがちょっと好きです。

以前コラムにも、サンジョルディの日(4/23)のことやシブパの日(4/28?)のことを書きましたが、今回もそんな記念日の話です。


 このコラムの掲載日の1月31日は、「愛妻家の日」なのだそうです。愛(I)さ(3)い(1)の 語呂合わせで、群馬県嬬恋村に本部を構える日本愛妻家協会さんが制定している日です。日本愛妻家協会さんといえば、「キャベチュー(キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ)」が有名ですが、この「愛妻家の日」もなかなか面白いことを考え、企画しています。


① 愛妻家の日「妻にありがとう大作戦」

 1月31日の午後8時、日本中の300万人の夫が食卓につき妻に感謝とねぎらいの言葉をかけると、日本は少し平和になるかもしれないという壮大な社会実験。


② 愛妻の日記念 午後8時9分世界同時ハグ「ハグタイム計画」

 世界で最もハグの苦手な日本人がハグで世の中を一瞬明るくしてみることに挑戦する日に します。100万人が同時(8時9分)にハグすれば日本はちょっといい感じになるかもしれない。


 「妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し 豊で平和になるかもしれないね」というコンセプトがそこにはあるのですが、私もこの考え方、思い当たるところがあります。妻という存在に限らず、当たり前に傍にいてくれる存在を「当たり前」と認識しては危ないなと思うのです。 今自分が、芝居などの好きなことをして、生活ができるという状況は、多かれ少なかれ「当たり前に傍にいてくれる存在」があってのこと。これまもう間違いない。で、あるならば、その「当たり前の存在」に感謝し、大切に しなければ、今ある生活は崩れていくということになるのだと思うのです。


 感謝の心を忘れずに。今ある幸せを忘れずに。今、となりにいてくれる人の大切さを忘れずに。

 世のお父さん! 1月31日、みんなでハグを忘れずに!