劇団員コラム

シーン166『のどの痛み』 りょーじ

  次回、劇団シブパ第16回公演『表に出ろいっ!』に出演させていただくことになりましたりょーじです。観に来ていただける皆さまに楽しんでいただけるよう、今回も日々、精進していこうと思っております。


 さて。役者なんてことをしていると、半ば職業病とでも申しましょうか、のどが痛くなるんですね。もちろん、のどが痛くなるならない、なんていうのは、そのときの役によって変わってくるんですが、今回はやたらとやかましくガナる役なんです。加えて、前回公演を観に来ていただいた方はご存知かと思いますが、 前回の刑事も割りと声を張る役で、立て続けにのどを酷使している、という状況です。


 それでも20代の頃は、いくら声を出しても、翌朝にはケロっと調子が治っていたのです。それがいまや・・・。もう、稽古と稽古の間が3日4日あっても、次の稽古にのどが治っているかどうか、っていうレベルです。年々、怪我も治りづらくなってきていますし・・・。これが、年を経る、っていうことなのですね。


 そんなわけで、最近、のどのケアを真剣にはじめました。「のど飴」「うがい薬」はこれまでにやっていたのですが、加えて、 「加湿」「ハチミツ」を行うようになりました。

 「加湿」に関しては、「小型プライベート加湿器」を購入し、ことあるごとに加湿しています。近所の「しま○ら」に型落ち品で4000円位のものが800円で売っていたもので。

 「ハチミツ」は、ハチミツをのどに10秒ためて飲み込む、というものなのですが、これ、結構効きます。父が、私が子どもの頃、風邪を引いたときによくやらせていて、「どこの胡散臭い民間療法だよ」と侮っていたのですが、この歳になってやってみて、あらビックリ。お婆ちゃんの知恵袋的な田舎の民間療法、ありがとう。


 で。先日稽古場で、ハチミツなめていたんです。そしたら、それを見ていたのりかちゃんが、「これ以上、太らないでくださいね。」って。

 お前に言われたかぁねぇよっ!


 もちろん、のどの痛みは声の出し方にも問題があるんですけどね。ただ、熱を入れて演技していると、声の出し方への意識がおろそかになってしまったりもします。10年もやっていて、お恥ずかしい限り。その辺に関しては、全然、年を経てない、っていう感じです。


 ともあれ、残り2ヶ月弱。皆さまに喜んでいただけるよう、身体のお手入れにも精進していきたいものです。皆様もお身体には十分にお気をつけて、よいお年をお迎えください。

  来年も、劇団シブパをどうぞ、ごひいきに。のどに接するあめのように、甘く甘く接してやっておくんなまし。