劇団員コラム
シーン139『台風の日に』 草原 ピッピ
去る10月8日は日本列島に台風が上陸し、猛威を振るっていました。
そんな中、恐れを知らない、ピッピとその仲間達は、こともあろうに、ディズニーシーに行ってきたのであります。
前から予定してたし、日程ずらせないし。
行くしかないでしょっと皆で鼓舞しあいながら、 無謀とも思える計画を実行に移したのでありました。
はい、無謀でした…。実に無謀でした。
高速に乗っている最中、横殴りの風でハンドルを持っていかれます。
豪雨でタイヤが滑ります、時速120キロ出ています。
ディズニーのアトラクションなんか目じゃありません。
夢の王国が見えてきた矢先の事です、側溝から水が溢れ出し、道路はまるで海の様。
タイヤがすっぽり沈んでしまうくらいの深さ。
さすがに焦りました、もう半泣きです。
それでも、めげずに、もうすぐシーに到着だ、と敷地内の道路を走行中、椰子の木の破片が次から次へ飛んでくる。
めげました(泣)
やっとの思いで、シーに到着、その頃にはすっかり雨も止み、青空が広がっていました。
しかし、物凄い強風。
キャストの人に屋内で待機して下さいと言われ、いつ止むかわからない強風を恨めしく思い、延々と待機。
そして遂に、風も穏やかになり、いざ出陣っ!
予想以上にガラガラで、アトラクションは全て待ち時間なく乗れ、屋内のショーは私達の為にやってくれてるのかしら?
と思う程。
残念ながら屋外でのショーは中止になってしまったけど。
この先、こんな天候の日にどこかに出掛けるなんて、もってのほかと、肝に銘じたピッピでした。
が、懲りずにきっとまた同じ事をしそうです(笑)
夢と魔法ではなく、スリルとエキサイトを味わってきましたとさ。
おわり