劇団員コラム

シーン135『パチッときません!?』 赤石 マサエ

 乾燥激しい、嫌な季節ですね。肌はカサカサ、髪はバサバサ、私はパチパチ。そうなのです。私はものすごく「静電気持ち」なのです。


 自動車から降りるとき、鍵穴に鍵を差し込むときはもちろん、 手を洗おうと水道の蛇口から流れ出る水に手を差し出したときも、人にものを渡そうとしたときも、はてはセルフ給油の「はじめにこれに触れてください。パチッときません」に触れるときも!! これには言葉を失くしました・・・。だって、「パチッときません」って 書いてあるのに、思いっきりパチッときてるんだもの! まあ、ここで放電しておけば大丈夫って意味なのかもしれないけど。


 あまりに静電気に悩まされるので、いろいろ教えてもらった対策はやってみているのですが。例えば、自動車から降りるときは、ドアを開けたら自動車のボディーに触れた状態で地面に足を着くようにするとか。これは十中八九ダメでした。まず、ボディーに触れるときに「ビリッ」てきてしまいます。で、その後足を地面に着けるとき、腿の裏がボディーに近づいたところで 「パチッ」ってきてしまうのです。


 さらに、私は静電気を帯びてしまうのも早いんです。そんな痛い思いをして、自動車から降り、階段を上って部屋のドアを開けようとしたその時、鍵穴の恐怖が・・・! さっき放電したばかりなのにぃ。電子機器に触れるのはものすごくこわいです。いつかパチッとなった瞬間に壊してしまいそうで。はぁ~。


 誰か、強力な静電気防止対策を教えてください・・・。