劇団員コラム

シーン123ひたまのえんげき日記10』 柳 緋玉

劇団☆新感線『五右衛門ロック』


・・・おもしろかったです!!!

新宿コマならではの、歌あり踊りありの超エンターテイメント。

何がよかったって、古田さんがセンターにどっかりいたこと。

それと、橋本さん・粟根さんががっつり組んで、立ち回りをしてたこと。

公演規模がどんどん大きくなって、ゲストが豪華になって、その分劇団員たちが「賑やかし」的な扱いになっていて(当人たちはそれを喜んでるふうもあったんだけど)、やっぱり寂しいなぁと思っていたわけですよ。だからこの舞台は昔の新感線な感じでとっても嬉しかったです。(ゲストは相変わらず豪華でしたが)。


久しぶりのいい席で、役者さんたちの表情がよく見えて、爆音で心臓がドコンドコンしました。なんたってハードロックの生演奏ですからね。もうノリノリですよ。カーテンコールは恥ずかしげも無く、立ち上がって拳振り上げちゃいましたよ。

表の幟も芝居小屋みたいでよかったし、ラストの3段せり上がり+海もとっても良かったです。コマは今年いっぱいなんですよね。見納めできてよかった。


豪華ゲスト陣の中では、客演2回目の森山未来くんが美しかった♪ 「悲劇の王子」がぴったり! 前髪とかね、マントを翻すとことかね、あと何と言ってもタップ! 背中とかふくらはぎとか、 身体のラインがとってもきれいでした。(歌はちょっと危うかったけど)。


真夏にぴったりの、スカッとする舞台でした。

観られてよかった!!!