劇団員コラム
シーン119『北京五輪閉幕』 しんご
終わっちゃいましたね、北京オリンピック。
今回は時差がたったの1時間という中国での開催。
時差が何時間もある遠い国での開催の場合、テレビのLIVE中継が深夜になることが多く、次の日の仕事もあるし、なかなか見られない…なんて悔しい思いをすることが多々あります。しかし、今回は時差1時間。これはテレビ観戦しやすいかも、なんて安易に考えていたら…。
なんてことはない、仕事中の真っ最中で、やっぱり見られずに悔しがることが多々ありました。
オリンピックは様々な競技・種目があるので、いろいろと見てみたいと思うのですが、テレビ中継されるのはどうしても人気がある種目に偏りがち。
なので、印象に残るシーンも、如何せんメジャーなものに偏りがちになってしまいますが、いくつか…。
○柔道の内柴選手
もちろん、一本勝ちを狙う試合内容も見応えがありましたが、金メダル獲得を決めた決勝戦の直後、観客席に向かって家族の名前を叫んでいた姿を見て 感動しましたが、父親としては悔しさも感じてしまいました。ヒガミかなぁ。
○柔道の谷選手
連覇ならず、という報道がとても多かったですが、それでも銅メダルを獲得したし、何よりも20年近く第一線で居続けるということ自体が 賞賛されるべきことだと思います。同じ歳としてのライバル(!?)に、心から拍手です。
○水泳の北島選手
100Mで金メダルを獲得した時の言葉、「なんも言えねぇ。」
その一言がとてもカッコよく感じました。 前回の「超気持ちイイ」なんかよりも、よっぽど名言であるように思います。
蛇足ですが、シブパの第9回公演に客演として出てくれた橋本大介氏と、なんか似てます。第12回公演では…。
・・・うむ、キリなく出てきそうなのでこの辺で切り上げますが、最後に。
○水泳の100M×4メドレーリレー&陸上の100M×4リレー
やっぱり、私は個人種目よりも団体種目の方が好きみたいで、ホント感動しました。銅メダル、おめでとう!!!!って感じです。
力を合わせて共に挑む。これが好きなのかもしれません。
誰しもその人のドラマがありますが、人が関わり合うことで、そのドラマは何倍にも厚みを増すのではないでしょうか。
気付けば、芝居創りもまさにそのもの。
オリンピックを見て興奮したそのエネルギーを、稽古にぶつけていきたいと思います。